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生薬の黄耆(おうぎ)が語る薬学史

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生薬の黄耆(おうぎ)が語る薬学史

薬剤師の遠藤です。今朝は冷え込みました。

会員様におかれましては、お風邪などひかれぬようご自愛の程、お願いします。

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【今、脚光を浴びている黄耆という生薬】

キバナオウギとはマメ科ゲンゲ属の多年生の高山植物。

人参と並ぶ滋養強壮の代表選手。黄耆(おうぎ)という生薬。

人参と同様に元気をつける生薬として知られている黄耆は、マメ科の「キバナオウギ」の根を乾燥させたものです。

夏になると、キバナオウギは長く伸びた花軸に花柄が間隔をあけて、とても綺麗ですね。

この黄色い可憐な花を咲かせる黄耆。これがとても貴重な生薬なんです。

秋になって、ゴボウ状に真っすぐ伸びた根を掘り出し、それを日干しにして乾燥させたものを生薬として用います。

黄耆の「耆(ぎ)」には、体力を補うために用いる補薬の長という意味が込められていると記憶しています。

黄耆は栄養ドリンクに用いられることも多い生薬の1つですが、主な成分は、フラボノイド、サポニン類、多糖類などです。

生薬の黄耆単体としては、最近ではがんの治療(抗がん剤の副作用軽減)にも用いられるよう研究されています。

【黄耆と組み合わせるとしたら紅参(こうじん)使用にこだわる】

漢方処方では人参(生薬のにんじん)と一緒に配合されることも多いです。(補中益気湯)

しかし、一般漢方処方では「人参」は「白参」を用いるため、「白参」が「顔火照り、血圧上昇」など合わない方は、これを「紅参(こうじん)」に変更し、黄耆と混合して用いると、よりマイルドでかつ体力や免疫力を高める素晴らしい処方内容となります。

その代表事例として、参茸大補丸(さんじょうたいほがん)が挙げられます。

【参茸大補丸(さんじょうたいほがん)】

※動物生薬の鹿茸(ろくじょう)・牛黄(ごおう)に、※植物生薬の黄耆(おうぎ)・紅参(こうじん)を加えた・・・

●参茸大補丸錠(さんじょうたいほがんじょう)「コタロー」60錠と180錠

効能・効果は・・
次の場合の滋養強壮:虚弱体質,肉体疲労,病中病後,胃腸虚弱,食欲不振,血色不良,冷え症

参茸大補®丸錠「コタロー」(さんじょうたいほがんじょう)。コツコツと孤独に頑張る女性の滋養強壮におすすめ!
夏疲れも月末のお仕事と重なり、最大ピークの過労状態。お値段もお手頃な小太郎漢方製薬の参茸大®補丸錠が全国からご注文を頂いております。※特に東北を筆頭に、九州方面からも多数ご注文が届いております。(圧倒的に女性のお客様からのオーダー)

※当製剤はちなみに本年度・今期、7月~10月まで連続3ヶ月間首位独走です!

●プロたん全サイト 人気商品ランキングBEST10

プロたん全サイト 人気商品ランキングBEST10  2019年度版(10月号)
人気商品、ご注文のランキングに当月もまたまた異変有り!またまた・・・ランキングに異変がありました。松浦薬業の漢方製剤は全国的に人気があっただけに、今回の「事象」で業界モチベーションが低下しただけではなく、ユーザー様の購買意欲の減退にも繋がる

【参茸大補丸はなぜ効果的なのか?】

人体への当たりは実にマイルド、体内に速やかに吸収され、胃腸負担も皆無に近い。

なぜなら、それぞれ含有される生薬エキス量は決して多すぎず、「適量」が含有されているに留まる。

つまり生薬の配合レシピは、各生薬エキスが微量ながらも混然一体となってはじめて「爆発的な効果」を生み出すという先人らの知恵。

小生の大学時代の恩師、生薬の第一人者、伊澤一男先生もよくこのことを言われていたのを思い出します。『濃ければ良いというものでも無い』

膠原病の患者様、または体質的にその傾向強く、リウマチス(RA)のように疲労すると、朝の浮腫、指のこわばり、関節痛の訴え強いケースの場合。

都度、抗炎症剤やステロイド剤を投与は効果的であるが胃腸への負担も大きい。

参茸大補丸を服用すると、なぜか早めに改善する。痛みも半減する。。
牛黄(ごおう)カプセル100mgだけでは成せる技でも無い?

どうして?なぜだ?

– 【黄耆(おうぎ)と鹿茸(ろくじょう)の組み合わせ】

いろいろと私なりに調査し研究の結果、現在までの回答としては、やはり黄耆(おうぎ)と鹿茸(ろくじょう)に大いにヒントがあると思いました。

●黄耆(おうぎ)は『神農本草経』の上品に収載された補益薬(補気薬)です。

著名な処方として「防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)」が挙げられます。

「防己黄耆湯」は現在では水太り改善の漢方(むしろ漢方ダイエット)として市場では人気があるようですが、実は当処方は元は膝関節をはじめとする下肢関節痛を改善する漢方です。

ざっくりと申し上げると、黄耆は全身の機能を高め、虚労時の寝汗を止め、皮膚を美しくし、身体のむくみ(水毒)を取り去り、間接的に痛みを和らげる作用を有します。

●鹿茸(ろくじょう)はご存知の方が多いと思いますが鹿の幼角(袋角)です。

この生薬は、始皇帝の前から薬物として存在しています。つまり2300年も前になります。

日本では、鹿茸(ろくじょう)が使用されたのは、推古天皇の時代です。

その古典を私なりに調べましたところ、鹿茸は単なる「強壮剤」だけではなく、「背中の疼痛、筋や腱の衰え」を治療する薬物として用いられていたようです。

【黄耆(おうぎ)が歩んできた歴史はあまりにも長く、素晴らしい!】

黄耆(おうぎ)は古代から用いられ、『神農本草経』の上品に収載。
多くの漢方処方に用いられています。

我が国においては、華岡青洲方にも収載され、「帰耆建中湯(きぎけんちゅうとう)」は、あまりにも著名です。

当方剤における黄耆の役割は、気血を補い、肌を生かし、托裏排毒であるとされ近年においては、青洲と同郷の和歌山県、剤盛堂薬品より「強 虚労散(帰耆建中湯)」として、再生されております。

●「強 虚労散(帰耆建中湯)」(剤盛堂)

強虚労散は非常に適応範囲が広い(帰耆建中湯の類方由来)
効能・効果は・・
疲労回復,慢性胃腸アトニー,更年期神経痛,月経不順,耳なり,産前・産後の病,手・足・腰の冷え,どうき,めまい,肩こり,腹痛,腰痛,痔出血,脱肛

強虚労散は非常に適応範囲が広い(帰耆建中湯の類方由来)
    【強虚労散は非常に適応範囲が広い】帰耆建中湯(きぎけんちゅうとう)の類方由来剤盛堂の隋証シリーズの一つ、「強虚労散」をご紹介申し上げます。強虚労散は文字通り「虚労」つまり体が衰弱している方への漢方薬です。当製品の原典(類方)ともいえ

また、黄耆(おうぎ)と言えば、この処方を忘れてはいけません。
小太郎漢方から発売されており、インフルの時期など、外邪から自身の身を漢方バリアー(屏風)で守るという概念の処方です。

昨年も大ヒットし、一時は在庫が欠品して困ったものです。

●玉屏風散(ぎょくへいふうさん)「コタロー」

黄耆・白朮・防風の三味。。

玉屏風散 (ぎょくへいふうさん)は虚弱体質、疲労倦怠感、すぐ風邪をひく方に。【2019年9月更新】
この処方名のキーワードは、屏風(びょうぶ)という言葉です。 屏風(びょうぶ)は壁のように完全にものを遮断してしまうのではなくて、必要なものを通過させ、入ってはならないものをくい止める働きがあります。

玉屏風散 (ぎょくへいふうさん)は虚弱体質、疲労倦怠感、すぐ風邪をひく方に。
効能・効果は・・
身体虚弱で疲労し易いものの次の諸症:虚弱体質、疲労倦怠感、ねあせ

【薬剤師後記】

漢方処方名を覚えることは非常に大切ですが、その前に用いられている生薬が何か?

何種類の生薬のカクテルなのか?

その中に黄耆という生薬がどういう形で用いられているのか、分量は多いのか、少ないのか?

そのように考えていきますと、処方が考案された時代背景とか、歴史などを「垣間見る」ようでワクワクしてきます。

図書館などに出向き、自分の想像していたような時代考証などを発見すると興奮して眠れなくなります。(苦笑)

実に薬学史とは「天然物の薬効発見」の歴史でもあり、面白いです。

(次号に続く)

プロフィール
この記事を書いた人
有限会社 プロドラッグ

有限会社プロドラッグ 創立:1991年6月10日 所在地:〒198-0052東京都青梅市長淵5-543
代表電話:0428-25-8682 代表ファックス:0428-25-8683 代表e-メール:pro@protan2.com 
直営店舗:薬のプロたん/営業時間:月曜~金曜 10:00~17:00
(土曜・日曜・祝日・年末年始・お盆休暇を除く)許可番号:第5228090278号
管理薬剤師:遠藤啓太 登録番号:第142990号
登録販売者 田中しげ子(店長)登録番号:第13-09-00343号
特定販売届出:第5228090278号 管轄:西多摩保健所(東京都)
届出広告ページ:プロたん漢方2
URL https://www.protan2.com/

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プロたん漢方メルマ2・抜粋・薬剤師解説