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尋常性白斑と漢方療法

【はじめに】

こんにちは。今日はよく話題にのぼる尋常性白斑についてのご質問が何件かきておりますので、その回答としてまとめて記載させて頂きました。

ご質問の内容はこんな感じです・・・・。

・尋常性白斑について貴店で実施している漢方療法についてご伝授願いたい。

ご伝授と言われても、私はそんな偉い大家ではありません。一介の薬剤師です。汗

「これだ」という処方はないはずです。個々の状態、体質、いわゆる「証」により処方は違ってくると思いますね。
実際に「尋常性白斑 漢方」と「ぐぐって」も、漢方薬局はいっぱいでますが、特定の処方名は公開していないはずです。

とは、言っても逃げるようですので、あくまでも小生の経験論から得た処方を当ページの下段に3つほど列記しておきます。
誤解を生じるといけませんので、前置きしますが、この処方はあくまでも処方頻度の高かったものを記載したに過ぎません。

また、大人気の田七人参は健康食品ですので、効能追求は薬事に抵触しますので、これ以上の記述公開はお許しください。
なおお電話等でのご質問の回答も同様とさせて頂きます。

最初に尋常性白斑の概要と、あくまでも学説レベルでの見解、さらに現代の医科(医家)での治療方法など簡単にご紹介します。

【尋常性白斑についての簡単なご説明】

尋常性白斑(じんじょうせいはくはん)vitiligo vulgaris はご承知の通り日本では一般的に「シロナマズ」とも言われている。

皮膚色素をつくる部位の損失を不規則に引き起こす慢性的、かつ難治性の皮膚疾患と言える。

・汎発型は自己免疫疾患の一つであり、メラノサイトに対する血中自己抗体が出現し、メラノサイトが死滅することにより生じる。

皮膚分節と無関係に脱色素斑が多発して生じるもので徐々に脱色素斑が新生、拡大し、最終的には全身に広がるケースが多い。

・神経分節型は、主に若年者に発症し、神経走行に一致して出来やすい。極めて難治であるが最近この治療で「吸引水泡法の分層植皮」が注目されている。

結論的に、原因ははっきりとは解明されていないが遺伝、自己免疫疾患や環境要因の組み合わせにより誘起されるという説が有力である。

◎医家での治療は多岐に渡っている。

・ステロイドの使用(主に外用)とPUVA療法(紫外線治療)、ナローバンドUVB(紫外線B波治療)などが実施される。
・最近ではセファランチン1%末(タマサキツヅラフジより抽出されたビスコクラウリン型アルカロイド)内服。
・ビタミンD3製剤としてはオキサロール、ボーンアルファ・ハイ、ドボネックス軟膏などが汎用される。
・アレルギーやアトピーによく使用されるIPDやプロトピック軟膏なども最近は注目されている。
・特にプロトピックや前述したオキサロールについて患者側から支持率は高い。
・レザー照射もまだ一般的ではないが、実施している医療機関もあるようだ。

◎重要

・進行が極めて早いケース、放置したがために患部が治療に対し難治な抵抗性のある場合がある。

・背景に甲状腺疾患や膠原病などの疾病があるケースがあり、発症時は決して素人判断は禁物で専門医のいる病院で検査は必須となる。

【本題】

◎漢方処方例については、近隣医家、OTCを総合すると、使用頻度の高いものを掲げると、

・温清飲(四物湯+黄連解毒湯)
・桂枝茯苓加ヨクイニン
・桂枝茯苓丸

私の拙い20年の経験及び調査によると以上3種のうちどれかを使用する症例が極めて多いことがわかった。
但し、どの処方もこと白斑症に関しては甲乙つけがたい。
また、かなり進行しているケースには柴胡剤を用いるが、個々の症例、医師や専門家の意見にバラつきがあるため、ここでは割愛する。

◎当店の漢方外来において、アトピー外来を別途設置しているが、たまたま、温清飲+桂枝茯苓丸で治療していたアトピーの患者さんが、
前からの白斑も薄くなる現象を多々過去の症例で目撃している。

アトピー性皮膚炎と白斑症とは基本的には違う疾病ではあるが、仮に免疫系が関与しているケースであれば、何らかの相関関係はあると私は思う。

◎一般市販の健康食品では圧倒的に「田七人参」(三七人参由来の健康食品)が支持されている模様。それも一番濃い雲南省で採取された良質な田七に人気が集中している。
ただ、薬事の問題もあるのでこれ以上の記述は控えるが、田七は健康補助食品であり、特別の効果効能はなく、あくまでも健康維持のための食品であると追記しておく。

【付記】

◎おすすめできる人気の口コミサイト・掲示板サイトのご紹介

尋常性白斑なまず~こ http://www4.plala.or.jp/parme/namazu/

尋常性白斑の情報交換のページ http://www3.plala.or.jp/vitiligo/

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プロフィール
この記事を書いた人
管理薬剤師 遠藤

プロドラッグ代表取締役/薬のプロたん・管理薬剤師/腑侶鍛漢方医学研究所・所長/昭和24年生/元病院薬剤師/神奈川県平塚市、横須賀市、横浜市、東京都目黒区等転居/東京都青梅市現住/趣味:古代史研究・神道研究・ネット散策・知らない町ウォーキング・写真・バイク・男の料理等/健康管理:西洋医学+東洋医学+漢方医学にて養生/悪性胸膜中皮腫(アスベスト被曝)を患い闘病中/座右の銘:日1日が余生

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