蘇子降気湯(そしこうきとう)エキス細粒G「コタロー」

シェアする

小太郎漢方 匙倶楽部(さじくらぶ)

蘇子降気湯(そしこうきとう)の用い方


以前「長引く咳に蘇子降気湯(そしこうきとう)」というテーマで書かせて頂いた記事がありました。

今夜は、この蘇子降気湯について、今少し掘り下げてみましょう。
その大きな理由は?

全国的に大雪とはいえ、ここ関東近県はからっからの乾燥状態。
のどを痛める患者さんも多く、さらに「空せき」が長期続いている方が続発しています。

【蘇子降気湯(そしこうきとう)という処方】

●足腰が虚弱で冷え、呼吸困難がある方に用いる処方です。

●咳よりも呼吸困難が主で、高齢者に多く用いられます。

●胃下垂があって、足腰が冷え、気が上にあがる人には効果を発揮します。

●元気のあるものでも驚いたり、うろたえるようなことがあると、神経が興奮して上半身がのぼせ、下半身が冷える。

※上実下虚・・・のぼせを伴う足を冷えがある。
そのような証の方に向きな漢方処方です。

●疲労倦怠、下肢が重だるい、腹証、脈証ともに虚証に属するタイプに用いられます。

●陽気が不足しているため、吸気を腎(おなか)に納めることができない。
そのため吸気性の呼吸困難が起こる。

さらに陽気不足が痰を発生させ、肺気を塞いでしまうので、呼吸困難、喘鳴に拍車をかける。

このような時にも蘇子降気湯(そしこうきとう)は有効です

●慢性気管支炎で喘息様の呼吸促迫を伴うものに用いると効果が高い。

●体力の充実した人が呼吸を乱す場合は、麻杏甘石湯が効果を発揮するが、虚弱者は麻黄剤を用いると吸気がやや増えて効果がない。
従って、蘇子降気湯(そしこうきとう)を用いれば、速やかに効果を表します。

(事例)(ご当人と奥様より掲載許可)

当店のお客様で地元で不動産屋さんを経営されている69歳の社長さん。昨年11頃に風邪を引き、治癒はしましたが、なぜか咳だけが残った。

近隣の医療機関や薬局で咳止めをいろいろ飲んだが、全然効かず。
咳による睡眠不足も手伝って、かなり憔悴して当店にご来店されました。

沙織店長の診立てはずばり「腎陽虚と寒痰阻肺」の状態。
蘇子降気湯に補中益気湯を加味して、まさに即効でした。。

【蘇子降気湯の柔軟性】

◎たんが多く、せきが出て呼吸が苦しい気管支炎にも応用できる柔軟性もあります。

◎そして、大きな特徴・・・当処方には麻黄は含有されていません。

従って、麻黄に弱い方にも安心して服用を続けられる処方です。

◎特に胃腸虚弱で麻黄を受け付けないお客様や、血圧高めの方などには蘇子降気湯はうってつけな処方ですね。

◎極めて柔軟性のある処方です。
やはり紫蘇は穏やかで良い。かつ証が合えば奏功いたします。
風邪の漢方の「参紫飲(じんそいん)」などがその例でしょう。

【成分構成についてのぷろたん的考察】

シソシ・紫蘇子
ハンゲ・半夏
チンピ・陳皮
ゼンコ・前胡
ケイヒ・桂皮
トウキ・当帰
コウボク・厚朴
タイソウ・大棗
ショウキョウ・生姜
カンゾウ・甘草

以上10の生薬成分がバランス良く構成されている処方です。

※処方そのものは、半夏厚朴湯の「そっくり」さん。
方剤としては、気を降ろす降気剤です。ストレスに効果ありです。

高度なストレスを受けると、よく人間は「せき」を続けます。
梅核気(梅の種が喉に痞えた感じ)さらにタンが絡んでいるケース
では、この蘇子降気湯を当店の漢方相談では推奨しております。

【漢方医学的な考察】

蘇子降気湯は理気、降気、化痰、止咳などの基本薬ともいえます。

特に風邪引きあとの肺気不降によるしつっこい咳や呼吸困難などには第一選択と考えております。特に先月末~2月にこの症例が多いですね。

腎陽虚と寒痰阻肺の状態、いわゆる冷えた痰が肺に停滞している症状の場合に用いると効果的と思います。

【蘇子降気湯の実際の製剤】

当処方を取り扱っているメーカーは数多くはありません。
当店では、大手漢方メーカーの小太郎・蘇子降気湯エキス細粒をご紹介しております。

kota500

◎蘇子降気湯エキス細粒G「コタロー」

項目 内容
医薬品区分 一般用医薬品
薬効分類 蘇子降気湯
承認販売名
製品名 蘇子降気湯エキス細粒G「コタロー」
製品名(読み) ソシコウキトウエキスサイリュウGコタロー

製品の特徴

せきは日常誰にでも起きる症状ですが、せきによるエネルギーの消耗は激しく、体力がない方にとって、大変疲れるものです。

足腰が冷えやすく、のぼせ傾向で、せきで呼吸困難が激しいものを改善してくれる代表的な漢方薬です。
虚弱者や高齢者に多いせきに応用されています。
蘇子降気湯エキス細粒G「コタロー」は、たんが多く、せきが出て呼吸が苦しいものの気管支炎、ぜんそくに効果があります。

使用上の注意

■してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり,副作用・事故が起こりやすくなります)
次の人は服用しないでください
 生後3ヵ月未満の乳児。
■相談すること
1.次の人は服用前に医師または薬剤師に相談してください
(1)医師の治療を受けている人。
(2)妊婦または妊娠していると思われる人。
(3)胃腸の弱い人。
(4)今までに薬により発疹・発赤,かゆみ等を起こしたことがある人。
2.次の場合は,直ちに服用を中止し,この文書を持って医師または薬剤師に相談してください
(1)服用後,次の症状があらわれた場合

[関係部位:症状]
皮ふ:発疹・発赤,かゆみ

(2)1ヵ月位服用しても症状がよくならない場合

効能・効果 体力虚弱で,足冷えや顔ののぼせがあり,息苦しさのあるものの次の諸症:慢性気管支炎,気管支ぜんそく

効能関連注意
用法・用量 食前または食間に服用してください。
食間とは……食後2~3時間を指します。

[年齢:1回量:1日服用回数]
大人(15歳以上):1包または1.5g:3回
15歳未満7歳以上:2/3包または1.0g:3回
7歳未満4歳以上:1/2包または0.75g:3回
4歳未満2歳以上:1/3包または0.5g:3回
2歳未満:1/4包または0.37g:3回

(大入り剤に添付のサジは,大が1.0g,小が0.1gの計量用となっております)
用法関連注意 (1)小児に服用させる場合には,保護者の指導監督のもとに服用させてください。
(2)1歳未満の乳児には,医師の診療を受けさせることを優先し,止むを得ない場合にのみ服用させてください。
成分分量 3包(4.5g)中   成分 分量 内訳
水製エキス 2.7g (シソシ2.4g,ハンゲ3.2g,チンピ・ゼンコ・ケイヒ・トウキ・コウボク各2g,タイソウ1.2g,ショウキョウ0.4g,カンゾウ0.8g)

添加物 含水二酸化ケイ素,ステアリン酸マグネシウム,トウモロコシデンプン,アメ粉
保管及び取扱い上の注意

(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
(2)小児の手の届かない所に保管してください。
(3)他の容器に入れ替えないでください。
(誤用の原因になったり品質が変わることがあります)
(4)水分が付きますと,品質の劣化をまねきますので,誤って水滴を落したり,ぬれた手で触れないでください。
(5)1包を分割した残りを服用する場合には,袋の口を折り返して保管し,2日以内に服用してください。(分包剤のみ)
(6)湿気などにより薬が変質することがありますので,服用後は,ビンのフタをよくしめてください。(大入り剤のみ)
(7)使用期限を過ぎた商品は服用しないでください。
(8)ビンの「開封年月日」記入欄に,ビンを開封した日付を記入してください。(大入り剤のみ)

製造販売会社 小太郎漢方製薬(株)
会社名:小太郎漢方製薬株式会社
住所:〒531-0071 大阪市北区中津2丁目5番23号
販売会社
剤形 散剤
リスク区分 第2類医薬品

小太郎漢方・匙倶楽部シリーズをご希望のお客様へ

yakuzaishi
代表電話:0428-25-8682
※平日のみ10時~夕刻5時まで
※電話口で必ず「小太郎の、さじくらぶの問合せ。」とお話ください。
※すぐに担当薬剤師に代わります。
※緊急時薬剤師直通:090-1653-9903

なお、初回お申込みのお客様は、漢方相談の事前に会員登録を必須といたします。(必ず、現在使用中の薬剤、既往歴、アレルギー歴などご記入ください。秘密厳守いたします。)
また、メールアドレスが無いお客様も、お電話で会員登録が可能ですので、お気軽にご相談ください。

kanriph
【薬剤師からのお願い事項】
当、小太郎匙倶楽部シリーズは、数ある漢方製剤の中でも、素材が極めて良質、かつ各製剤は専門性を有し、ご希望の際は薬剤師である私、遠藤か「薬のプロたん」の店長田中とご相談の上、お申込み頂く形となります。
特に初めてのお客様から「なぜネットから購入できないのか?」とのお問い合わせを日々頂きますが、このシリーズは、当店のショッピングカートを駆使した買物システムは使用できません。
例え今回「ネット販売が解禁」であっても、このシリーズだけは特別であって、前述の通りの手順を経てお渡しという形となります。また、当然ですが投薬後のアフターフォローも実施いたします。
電話で価格についての交渉をされる方も多いですが、既に販売価格はサイト上に提示しており、一切ご容赦頂いております。
なお、冷やかし半分、かつ長時間電話をされる方がいらっしゃいますが、後に控えている他のお客様へのご迷惑となりますので、問答無用で断りしております。
自身の慢性的な疾病と向き合い、優良な漢方製剤で真剣にQOLを少しでも改善したいとお考えになるお客様のみ、お渡しできる漢方とご理解ください。

シェアする

フォローする