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胸郭出口症候群と漢方

症状別漢方
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■胸郭(きょうかく)出口症候群とは???


首に一番近い肋骨と鎖骨との間の腕寄りにある胸郭出口が助骨の奇形・変形、筋肉の肥大などで狭くなるもので、脊髄から枝分かれした神経や血管が圧迫されるために起こる疾患です。

首の痛みや肩のこりに加え、腕のしびれや痛みなどの症状が起こります。

なで型で筋力が少ない女性、いかり型で首が短く筋肉質な男性に多く発症します。

近年、職場へのOA導入により、パソコン事務が日常化されている現在、この発症例は激増しています。

ご家庭においても同様で、今まで「肩こり知らず」であったのに、長時間のキーボード使用により完全なる「頸肩腕症候群」に陥るケースも多く、潜在的な症例人口も相当な数と推測されます。

■さらに詳しく

鎖骨(さこつ)周辺で腕神経叢(わんしんけいそう)という腕や手指に行く末梢神経の束が、腕や手指に行く鎖骨下動脈や鎖骨下静脈という血管とともに圧迫されて起こる病気です。

心臓から続く血管が、胸郭を出た所で神経とともに圧迫されるので、この名称があります。

首や肩・腕を特定の位置にもっていくと、腕や手指にしびれやだるさ、痛みなどが現れます。首が長く、なで肩の女性に多く、20代にピークがあります。

鎖骨周辺で神経や血管を圧迫する原因がいくつかあり、これらをまとめて胸郭出口症候群と呼びます。

前斜角筋(ぜんしゃかくきん)と中斜角筋(ちゅうしゃかくきん)という首の筋肉の間で圧迫されると斜角筋症候群、鎖骨と第1肋骨の間で圧迫されると肋鎖(ろくさ)症候群、小胸筋を通る時に圧迫されると小胸筋症候群、頸椎(けいつい)にある余分な肋骨で圧迫されると頸肋(けいろく)症候群といいます。

手指や腕のしびれ、熱感・冷感、脱力感で始まります。徐々に首や肩、肩甲部のうずくような痛みが現れます。

症状は、電車のつり革につかまる時のように肩をあげて後ろに反らす運動や、首を反対側に傾けてさらに後ろへ反らす運動をする時に強くなります。

神経が圧迫されるとしびれや痛みが現れ、動脈が圧迫されると腕や手指の色が蒼白になり、静脈が圧迫されると腕や手指の色が暗青紫色になります。

進行すると、このような動作がまったくできなくなります。

■検査や診断テスト

 

症状と病歴から推測できますが、誘発テストでさらに確かになります。

鎖骨の上のくぼみを指で圧迫して痛みやしびれを誘発するモーレイテスト、首を反対に倒して反らせると手首で動脈の脈拍が触れなくなるアドソンテスト、肩をあげて後ろへ反らせると手首で動脈の脈拍が触れなくなるライトテスト、肩をあげて後ろへ反らせた位置で指の屈伸運動を行うと、腕がだるくなって3分間続けてできない3分間挙上負荷テストなどがあります。

画像検査では血管造影やMRI血管造影で、特定の姿勢で血管内の造影剤に途絶がみられます。

■重症例の外科的治療や手術

重症例のばあいには外科的処置(手術)も注目されており、具体例として旭川医科大学第一外科が提唱している第一肋骨および異常骨完全切除、第一肋骨付着部の前斜角筋切除、異常筋・靱帯・線維束の切除などがあげられます。

■ストレッチでこりをほぐす
仕事の合間などに簡単なストレッチをするだけでも、筋力がアップして血行が促進されます。

首を前後、横斜めに倒して筋肉を伸ばした状態で30秒程度キープする、左右にゆっくりひねるなどのストレッチを行うといいでしょう。

呼吸をしながら行うのがポイントです。

 

 

 

■漢方療法当店の漢方外来では、以下のように対応しています。

1. 桂枝湯(けいしとう)と越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)の両方の原末入りエキス錠剤をご購入頂き、同時併用して頂く。
【服用方法】
桂枝一越婢二湯
・桂枝湯 1回2錠

・越婢加朮湯 1回4錠

以上を1日3回 食前又は食間に服用。

これを3ヶ月の投薬期間を設け、おすすめしているが改善率は極めて高く、早い方では概ね1ヶ月前後で改善の兆しがみられる。

特に慢性化すると厄介な疾病だけに、心当たりある方は平素からストレッチや漢方療法を実施することをお願いしています。

なお、製剤の詳細サイトは、以下のページです。ぜひご参考ください。

桂枝湯(けいしとう)
https://www.pro-drug.com/cart/goodslist.cgi?in_kate=200-2-15

越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)
https://www.pro-drug.com/cart/goodslist.cgi?in_kate=200-2-5

一般的には関連処方においては有名な「桂枝二越婢一湯」であるが、この場合には「アトピー性皮膚炎」に用いることが多く、逆に痛みを伴う場合の頸肩腕症候群や胸郭出口症候群の場合には桂枝、越婢の量を加減し「桂枝一越婢二湯」を推奨しています。

2.麻杏よく甘湯の濃厚エキス錠をお求め頂き服用してもらう。概ね3ヶ月の継続投薬。煎じ薬でも良い。
状態に応じて、やはり濃厚エキス錠の芍薬甘草湯を断続的に使用する。(こちらは継続使用はできない。せいぜい1週間単位でのローテーションを組む。)

それぞれの濃厚エキス錠の詳細は以下のページで解説しています。

■麻杏よく甘湯エキス錠
https://www.pro-drug.com/cart/goodslist.cgi?in_kate=200-3-57
※同処方の煎じとしての製品は「痛散湯(つうさんとう)」があまりにも有名。

■芍薬甘草湯エキス錠
https://www.pro-drug.com/cart/goodslist.cgi?in_kate=200-3-26

3.「腰専門(こしせんもん)」という腰痛の漢方製剤が大ヒットしている。実はこれが胸郭(きょうかく)出口症候群にも効果あることが当方の漢方外来で最近わかった。

「腰専門」という小粒丸剤は九州の天恵堂製薬が製造元であり、処方は

・人参末 0.15g
・川弓末 0.30g
・我述末 0.25g
・地黄末 0.30g
・十薬末 0.30g
・忍冬末 0.30g
・当帰末 0.30g
・コケモモ葉末 0.3g
・独活末 0.20g
・乳香末 0.02g
・沢瀉末 0.20g
・菱実末 0.20g

・・という非常に複雑な配合の生薬製剤です。
私見ですが、独活が当症例に効くのではないかと思っております。


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