玉屏風散(ぎょくへいふうさん)今の時期、最も必要とする処方。

うつ病、うつ症状でお悩みの方の漢方

   

うつ病、うつ症状の漢方

うつ・うつ症状とは、今ふうに言えば「落ち込み」「へこむ」「がっくり」など・・心の状態をさします。
誰にでも起きる心の状態ですから、皆さんも何回かあるでしょう。

「うつ状態」「抑うつ状態」という言葉を使う場合もあります。または「うつ傾向」とも私自身も過去診断されたこともあります。
昔の話ですが凄く可愛がっていた愛犬と猫が同じ時期に亡くなったとき。さらに自身の病気が発覚した時・・・いろいろです。

こうした感情は特に挫折したり、長期ストレスにさらされた場合、ごく自然なものですが、うつ・うつ症状が慢性化したり、日常生活に支障をきたしたりする場合は、うつ病をはじめとするさまざまな病気が原因となっている可能性がありますので、一度、専門医を受診したほうがよいと私は思います。。汗

うつ・うつ症状が起こりやすい病気には次のようなものがあります。他の病気で服用している薬剤でうつ・うつ症状が起きる場合もあります。

【うつ・うつ症状を起こす病気・薬】

■病気

神経症・心身症・統合失調症・PTSD(心的外傷後ストレス障害)・パーキンソン病・脳血管障害(脳卒中など)・認知症・膠原病・糖尿病・肝臓病・インフルエンザ・アルコール依存症など

■薬剤

インターフェロン(C型肝炎の治療薬)・ステロイド薬・一部の抗うつ薬・ピル(経口避妊薬)など

うつ・うつ症状とうつ病とを区別するのは、非常に難しいと言えます。
なかなか両者を見極め、特定することは困難と言えましょう。
以下の指標が参考になると思います。

アメリカの精神医学会(APA)が作ったDSM-IV(精神疾患の分類と診断の手引き)では、次のようにうつ病(DSM-IVでは「大うつ病性障害」という名前になっている)を定義しています。
うつ病の診断基準(DSM-IVを改変)
(1) ほぼ1日中、悲しみやむなしさを感じ、うつ・うつ症状が出ている。
(2) いろいろなことに興味が持てなくなっている。よろこびを感じない。
(3) 何もしていないのに、体重が減ったり、体重が増えたりする。また、異常に食欲がなかったり、食欲が出たりしている。
(4) 眠れない。あるいはいくら寝ても寝足りない。
(5) 動作が遅くなった、口数が減った。あるいは逆に、落ち着きがなくなった、おしゃべりになった。
(6) 疲労感がある。気力が湧かない。
(7) すべてに価値を見い出せなくなる。自分をとがめる。
(8) 思考力や集中力がなくなる。決断ができない。
(9) 死についていつも考えていたり、死に たくなったりする
上の項目のうち、(1)か(2)を含む5つの項目が同時期に2週間以上続く場合、うつ病と診断される。

単なるうつ・うつ症状、つまりうつ傾向である場合、基本的に治療は行わず、ストレスの原因をなくす、できるだけ休息を取るようにするなど、日常生活の改善などで症状の改善を図ります。(その方が望ましいですね。)

一方、うつ病と診断された場合は、うつ病の治療(薬物治療など)を行っていきます。主に抗うつ薬が用いられますが、最近では依存性や副作用の少ない薬が使われています。

同時に心理療法(カウンセリングや認知療法など)を行う場合もあります。不眠や強い不安感を訴える場合は、睡眠薬や抗不安薬を併用します。

漢方医学の概念において、気・血・水の理論というものがあります。
うつ・うつ症状は、体を巡る生命エネルギー「気」がスムーズに流れていない状態と捉えられ、気の流れを整える漢方薬を中心に、気持ちを鎮める作用のあるものも加えたりして、症状に対応していきます。

漢方薬の場合、これら気・血・水のバランス、つまり体全体をとらえて治療をすすめますので、当人の自然治癒力を押す形となり、非常に作用が穏やかです。病院の薬と併用することもでき、副作用もほとんどなく、おすすめできます。
但し、重症時は第一選択は病院の薬であることは言うまでもありません。

以下の処方が当店で汎用されております。おぼえのある方は、ぜひお試しください。

■実証

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
非常によく用いられます。血圧が不安定。高めになる。不眠傾向。元気がない時に。当店のウチダNP細粒(竜化順清)が大ヒット。https://www.protan2.com/34/

大柴胡湯(だいさいことう)
胸脇苦満、便秘傾向がある方のうつ傾向に。

■虚証

茯苓飲合半夏厚朴湯
この処方はパニック障害でも使用しています。
温胆湯
非常に使用事例が多いです。人気処方の一つ。

加味逍遙散(かみしょうようさん)
更年期神経症や不眠症にもよく用いられます。

加味帰脾湯(かみきひとう)
神経衰弱、不眠症によく用いられます。

帰脾湯(きひとう)
非常に適応範囲の広い優秀処方です。神経症全般に多用されます。

香蘇散(こうそさん)
不安神経症によく用いられます。

柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)
更年期障害全般に用いられます。元気がない時に。

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
不安神経症、のどつかえ感など。茯苓飲とあわせて茯苓飲合半夏厚朴湯は名方。

【奏功事例】

某日、重度の更年期障害のご婦人が当店にご来訪され、既に数年前から
病院へ通われて投薬を受けておりました。
柴胡剤である柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)も処方を
受けていました。(ツムラ医療用)

元来、胃腸虚弱で不眠症もありましたので、温胆湯(小太郎)に変更して頂いたところ、
1ヶ月もしないうちに、顔色良好になり、ほぼ1年後には病院のうつ薬から
離薬されたお客様がいらっしゃいます。私も正直驚いております。
現在もなお、定時処方で温胆湯を続けられていますが、大変調子が良いとのことです。

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