花粉症対策と漢方の特集記事

物忘れの漢方に「抑肝散(よくかんさん)」

   

物忘れの漢方に「抑肝散(よくかんさん)」

 

時折、漢方外来。特にご婦人外来でご相談を受けるのが、「物忘れに効く漢方?」

「お婆ちゃん」が最近物忘れがひどく、心配されたご家族が病院の「物忘れ外来」にお連れして、

診察をしてみたところ、特に「認知症」ではないとしてもその傾向は充分にある・・・と医師から。

当人はまだ「ボケていない」と言われているが。。。果たして。

別所帯(母屋)で一人暮らす母のことは非常に心配とお話をお受けいたします。

後日、漢方外来に当人がご来訪になられ、いろいろとお話をするにつれて、

やはり緊張の面持ちで「はいはい。。」とご返事はしっかりしているが、

話の焦点が定まらない。

昼と夜の生活時間帯のずれ。本日の年月日。

朝の食事の献立の記憶が定かでなく、

やはりその傾向があるとみました。

病院からはお年寄りなのに珍しく、降圧剤の一つも処方されていないお母様。

「基本的には私は元気なんじゃが・・・。最近どうも・・」と

気の毒に少々落ち込んでおりました。

証の確認を慎重に実施し、

熟慮の末「抑肝散」の錠剤をお渡しいたしました。

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抑肝散(よくかんさん)という方剤は神経の高ぶりをおさえる役目をいたします。

筋肉の「こわばり」や「つっぱり」をゆるめて、心と体の状態を良好に保ちます。

具体的な症状としては、イライラ感や不眠などの精神神経症状、ストレス、

あるいは、手足のふるえ、けいれん、子供の夜なき、

ひきつけなどにも適応します。

「抑肝散」そのものは、私は認知やアルツハイマーには直接的には効果はないものと

考えております。

しかしながら、その周辺症状、

つまり「物忘れ」には過去多くの成果をみておりますので、

このようなケース。つまり病院で投薬がないか、

あったとしても穏やか、かつ、ごく僅かの処方であれば、当処方の製剤をご紹介しております。

飲み合わせ(相互作用)の調査を実施し、問題がなければ初回は最小包装から

慎重に投薬を開始いたします。高齢者であれば漢方と言えども慎重です。

さて・・・。これをお読みになられているあなたはいかがでしょうか??

現代サラリーマン症候群(ストレス対応)、不眠傾向に良いとのことで、

週刊誌などでご紹介され現在もなお人気の「抑肝散」。

一度お試しになられたらいかがでしょうか?

えっ。。必要ない?申し訳ありません。汗。。完璧なのですね。。。

でも、変な言い方、知っておいて決して損のない処方です。

ストレスが多重に重なると「物忘れ」を助長させるかも知れません。。

穏やかな漢方「抑肝散」。心当たりのある方は。

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