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糖尿病の漢方療法(第3回目)薬剤師解説

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糖尿病の漢方療法(第3回目)薬剤師解説


いつも有難うございます。
シリーズでお送りしている糖尿病の漢方療法。第3回目です。

紀元前15世紀にエジプトのパピルスにすでに現れていた糖尿病の記述。その後はトルコ領パドチアに住んでいたアルテウスが紀元2世紀頃に糖尿病の症状を記している。『ディアベテスは不思議な病気で、肉や手足が尿の中に溶けだしてしまう・・・(略)』と。
紀元前10世紀頃インドでススルタ大医典に糖尿病症状が記載。(アーユルヴェーダ)
そして著名な黄帝内経「素問」「霊枢」「金匱方論」には糖尿病症状として 「消渇」と「多尿」が記されています。食べても痩せる病として紹介されてきた糖尿病の歴史。なんと「千金方」には「腎虚」という言葉もみられており、古代より糖尿病の合併である腎症が既に認識されていたとあらためて感銘するものです。

今回は漢方投薬のタイミングと、
3大合併症の一番頻度の高い、糖尿病性の神経障害の漢方について
お話ししたいと思います。

今回は漢方投薬のタイミングと、3大合併症の一番発症頻度の高いと言われている、糖尿病性の神経障害の漢方についてお話ししたいと思います。

【漢方薬の適応とタイミング】

糖尿病の合併症の自覚症状のうち、網膜症によるものは眼科的治療、腎症は降圧などによる腎機能維持や透析療法が主な対処法が基本となります。

専門医による管理下で血糖コントロールと検査が継続的になされ、薬物療法への流れがある程度落ち着いた時点で、並行して漢方療法となります。

糖尿病の漢方療法(第1回目)でもお話しましたが、この場合、医療用の漢方製剤(エキス剤)は健康保険の適応ですので、近年では必要に応じて、担当する医師から処方されることがあります。

医療用漢方製剤は圧倒的に「ツムラ」が多いようです。

●八味地黄丸【7】又は牛車腎気丸【107】(主薬)
●防風通聖散【62】又は防己黄耆湯【20】(併用薬)

※もちろん基本的に漢方は処方しない先生(医師)もいらっしゃいます。
※医療用漢方をご希望される場合は、一度ご先生にご相談されても良いかと思います。

【糖尿病性の神経障害への対応には牛車腎気丸が奏功する】

末梢神経障害への対応については、血糖管理を徹底すること以外に著効を示す西洋医学的な治療法が割と少ないのが現状です。病院での処方例としてメチコバール(活性型B12製剤)、キネダック(アルドース還元酵素阻害薬)などを中心に西洋薬を投薬する形となります。

しかし、逆に血糖管理が良いにもかかわらず神経障害の症状(痺れと疼痛)を訴える患者さんも多いのも事実のようです。このような時が特に漢方療法のよい適応となります。神経障害をも合併している場合は、牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)【107】が一般的に推奨されています。

※牛車腎気丸とは、八味地黄丸に「牛膝」と「車前子」という生薬を加えたもので、腰から下が冷えやすい方の、痺れや下肢や腰の痛みを伴う神経障害に適証です。

※牛車腎気丸は薬理学的にはアルドース還元酵素阻害作用、末梢血管拡張作用、鎮痛作用を有すると言われています。

【当店における八味地黄丸と牛車腎気丸の製剤について】

当店が用いる漢方製剤で、八味地黄丸と牛車腎気丸は、いずれも原典に準拠した丸剤を用います。
品質に優れ、なんと言っても素材は原末を使用していますので内容は濃く定評があります。

≪特徴≫
エキス剤ではなく原末をそのまま練って小さな丸剤にした本格的な小粒丸剤です。製造メーカーはウチダ和漢薬です。

【八味地黄丸】

●原末 八味地黄丸20丸×252包 (約84日分)【会員特販】
税込15950円→ 税込特価13,557円

体力中等度以下で、疲れやすくて、四肢が冷えやすく、尿量減少又は多尿で、ときに口渇があるものの次の諸症:下肢痛、腰痛、しびれ、高齢者のかすみ目、かゆみ、排尿困難、残尿感、夜間尿、頻尿、むくみ、高血圧に伴う随伴症状の改善(肩こり、頭重、耳鳴り)、軽い尿漏れ

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【牛車腎気丸】

●原末・牛車腎気丸20丸×252包(約84日分)【会員特販】
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体力中等度以下で、疲れやすくて、四肢が冷えやすく尿量減少し、むくみがあり、ときに口渇があるものの次の諸症:下肢痛、腰痛、しびれ、高齢者のかすみ目、かゆみ、排尿困難、頻尿、むくみ、高血圧に伴う随伴症状の改善(肩こり、頭重、耳鳴り)

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糖尿病の基礎3

【糖尿病神経障害について】

糖尿病の合併症において「糖尿病神経障害」「糖尿病網膜症」「糖尿病腎症」は三大合併症と言われている。

中でも「糖尿病神経障害」は、最も頻度が高く、早期から起こる合併症で、手足の先に痛みを伴う事がある。
糖尿病患者が手足に痛みやしびれるような痛みを感じる場合、糖尿病神経障害に伴う痛みである可能性がある。

【神経障害の原因】

糖尿病神経障害(痺れ・疼痛)がなぜ起こるかはまだはっきりとは解明されていない。一説として、高血糖の状態が続くと、一因として「ソルビトール」が神経細胞に蓄積する結果、神経障害が起こると言われている。
また、高血糖によって毛細血管の血流が悪くなるため、神経細胞に必要な酸素や栄養が不足するために起こるという学説がある。

【神経障害対応の病院薬剤】

●アルドース還元酵素阻害薬(神経障害の原因物質生成抑制)
キネダック

●活性型B12製剤
メチコバール

 

●次回に続きます。

●糖尿病の漢方療法(第4回目)薬剤師解説

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