玉屏風散(ぎょくへいふうさん)今の時期、最も必要とする処方。

四逆散(しぎゃくさん)と疎肝解鬱(そかんげうつ):プロたん特別出稿

   
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四逆散と疎肝解鬱(そかんげうつ)

副題:四逆散はストレスによる心身症状と、胃腸症状を改善してくれる漢方。

【はじめに】

いつもサイトご訪問を有難うございます。

気がかりなこと、面白くないことがあるとそのことに気(意識)が行って、肝心なことに気が集中できない。
そのために精神的に憂鬱になったり、あるいはイライラ・緊張・不安などの感情を伴ってくる。そのようなご経験ありませんか?

実はこれらを肝鬱と呼び、精神的な気滞気逆をさします。

貴方はとても几帳面な方です。。ある意味、完全主義者に近いかも知れません。
手抜きに妥協は許せない。でも・・・「緩(ゆる)める」ことも時には貴方には必要です。

このまま張りつめて、長期抱え込んでいくと心身ともに疲弊し、限界がきますので注意が必要です。

このような肝鬱(精神的気滞)によって生じた気滞(中空臓器の過緊張衝任の失調※など)を肝鬱気滞と言います。
そして、これを治すことを「疎肝解鬱(そかんげうつ)」と言います。

衝任の失調とは?
「衝は血海たり」「任は胞胎を主る」で、肝・腎および気・血と密接な関係があり、衝任二脈の機能が低下すると、月経の異常・下腹痛・腰がだるい・帯下・不妊などがみられる。不正性器出血・習慣性流産等は衝任不固とも言う。

誰でも加齢は受け入れても、「心身の老け(ふけ)」はいけません。
病(やまい)は気からと言われます。

気持ちを少しでも明るく持ち、過度な心配はしないほうが、病気にかかりにくいものです。
貴方と一緒に探しましょう。貴方の体質にフィットした漢方養生の方法を。

(2018年10月 プロたん店主:遠藤)

 

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特別出稿「四逆散(しぎゃくさん)と疎肝解鬱(そかんげうつ)」

『傷寒論』「少陰病、四逆し、其の人或いは悸し、或いは咳し、或いは小便利せず、或いは腹中痛み、或いは泄利下重する者、四逆散之れを主む」

『和田東郭』「四逆散 希代の霊方なり。常に用いてその効の凡ならざるを知るべし」
我が国では江戸時代に和田東郭により、心身症等の疾患に有効であることを見いだされました。

◎四逆湯と名前が酷似していますが、全く「別物」の方剤です。

【構成生薬】

柴胡(さいこ)・芍薬(しゃくやく)・枳実(きじつ)・甘草(かんぞう)

【方意】

柴胡・芍薬・・・精神的な抑鬱・イライラなど性情の急躁(肝気鬱結)を治す。

芍薬・甘草・枳実・・・(芍薬甘草湯・枳実芍薬散)中空臓器※の過緊張・攣縮・逆蠕動※を治す。(気滞)

攣縮(れんしゅく)とは、痙攣性の収縮のことを指す。

※中空臓器(管腔臓器とも呼ばれる)と実質臓器とは?

中空臓器(管腔臓器とも呼ばれる)と実質臓器
空臓器(管腔臓器とも呼ばれる)と実質臓器主に病理学分野で用いられる医学用語で、中空臓器(管腔臓器)とは、袋状の形態を有する臓器を指します。これに対して、実質臓器(固形臓器)が存在する。実質臓器とは肉眼的の臓器形態と臓器単位が明らかで、割面の

 

※蠕動と逆蠕動とは?

蠕動と逆蠕動について
蠕動と逆蠕動について蠕動は、消化管において起こる内容物の輸送運動です。食道から直腸まで、すべての消化管で観察されます。内容物を口腔から肛門の方向へ輸送することを原則とし、これを「腸の法則」と呼びます。一方、蠕動と逆方向、すなわち、肛門から口

 

【四逆散の主な特徴】

柴胡は、イライラ、緊張、不安、憂鬱などの精神的ストレスを解消する「疎肝解鬱」の作用があります。
これらのストレスに伴う自律神経支配領域の運動機能異常(主に消化管などの中空臓器)、背部、胸脇部の筋緊張更新による膨満感・違和感・こりなどに効果があります。
また、女性の精神的ストレスによる月経不順、乳房の腫脹にも有効です。

●四逆散は柴胡・芍薬という上部の情動中枢とか自律神経の中枢に働いてイライラ・緊張を緩和し自律神経系を調整する向精神作用を有し、芍薬甘草湯と枳実芍薬散が加わったものと考察される。

芍薬甘草湯は、横紋筋の痙攣にもちいるが、特に自律神経支配下における中空臓器の平滑筋の痙攣を止める作用と、鎮痛作用が非常に強いと言われている。
従って、胆石、尿路結石や消化管の痙攣性の疼痛をとるのに最もよく使用される基本方剤と言えましょう。

 

【四逆散の適応症】

体力は中等度以上で、胸腹部に重苦しさがあり、ときに不安、不眠などを有する心身症状。
ストレスによる心身症状とストレスによる神経性胃炎、胃酸過多、過敏性腸症候群、胃潰瘍、胆のう炎、胆石症、気管支炎、神経質、不眠症、てんかん、狭心症などに用います。

【当店で取扱い四逆散の製剤】

ウチダの四逆散500gバラ(原末散剤:100g×5)
腹直筋が著しく攣急し、胸や脇腹が重苦しく、あるいは痛み、みぞおちがつかえ、四肢厥冷し、腹痛下痢の傾向があり、咳嗽、心悸高進、小便不利、不定熱、神経症状などを伴うもの:胆のう炎、胆石症、胃炎、胃酸過多症、鼻炎

ウチダの四逆散(原末)散剤500g
腹直筋が著しく攣急し,胸や脇腹が重苦しく,あるいは痛み,みぞおちがつかえ,四肢厥冷し,腹痛下痢の傾向があり,咳嗽,心悸高進,小便不利,不定熱,神経症状などを伴うもの:胆のう炎,胆石症,胃炎,胃酸過多症,鼻炎ウチダの四逆散500g 第2類医薬

杉原商店の四逆散400gボトル(原末散剤:ボトル入り)
四逆散(しぎゃくさん)肋骨下部から上腹部が張り、苦満感のあるときに奏効する。

杉原の四逆散(しぎゃくさん)肋骨下部から上腹部が張り、苦満感のあるときに奏効する。
柴胡(さいこ)を主薬とする柴胡剤の仲間。小柴胡湯よりも少し実証向け。漢時代の「傷寒論」という古典書で紹介されている。肋骨下部から上腹部が張り、苦満感のあるときに奏効する。炎症をしずめ、痛みをやわらげる働きをする超有名処方。(応用)比較的体力
上記ご紹介している四逆散の製剤は、ウチダと杉原とともに原末散剤(全くの素の粉)で、製剤の濃さは一番で、さらに価格は経済的で、味も慣れれば問題ありません。漢方初心者には恐ろしく苦く感じることでしょう。オブラート作戦は必須かも知れません。

しかし、どうしても原末散剤が苦手で自信のない方は、以下の類方である
柴胡疎肝湯(さいこそかんとう)のエキス細粒剤を推奨します。

【柴胡疎肝湯(さいこそかんとう)について】

◎プロたん推奨品「疎肝解鬱(そかんげうつ)」の漢方。

◎小太郎漢方のシリーズで常に上位にランクされている柴胡疎肝湯。

■柴胡疎肝湯(さいこそかんとう)とは?

四逆散に類似した方剤で「柴胡疎肝湯(さいこそかんとう)」が近年注目されています。。

処方構成として→ 四逆散に川きゅう・香附子・青皮を加味し、四逆散よりも気を流す生薬が含まれています。
特に痛みや痞えの強い場合。首や肩のこわばりが強い場合に応用されます。

●柴胡疎肝湯(さいこそかんとう)エキス細粒G 「コタロー」

柴胡疎肝湯 (さいこそかんとう)はストレスなどによる肝気鬱結(かんきうっけつ)に。
柴胡疎肝湯 (さいこそかんとう)はストレスなどによる肝気鬱結(かんきうっけつ)に。 平素はアクセスを賜り感謝いたします。 当店では近年、すっすりと定番の方剤になりました柴胡疎肝湯について解説いたします。 【柴胡...
プロフィール
この記事を書いた人
管理薬剤師 遠藤

プロドラッグ代表取締役/薬のプロたん・管理薬剤師/腑侶鍛漢方医学研究所・所長/昭和24年生/元病院薬剤師/神奈川県平塚市、横須賀市、横浜市、東京都目黒区等転居/東京都青梅市現住/趣味:古代史研究・神道研究・ネット散策・知らない町ウォーキング・写真・バイク・男の料理等/健康管理:西洋医学+東洋医学+漢方医学にて養生/座右の銘:日1日が余生

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