プロたん全サイト直近で一番アクセスの多かった特集記事を、ランキング順に掲載しました。本年は花粉症の漢方へのお問い合わせが例年よりも倍増しており、荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)、麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)、鼻優(びゆう)などが上位に入りました。

白扁豆(はくへんず)のご注文がやたら多い昨今。。

白扁豆(はくへんず)のご注文がやたら多い昨今。。

いつもアクセス、心から感謝です。

ここのところ、良く「ウチダの白扁豆(はくへんず)」が売れていますね。
ほとんどが、お問合せ注文、ネットからのご注文、ご来店注文とさまざまです。

これって静かなブーム?・・でもない。
お客様に伺ったら、何かの番組でテレビ放映されたとか?
ローカル放送なもので、番組そのものは私も見ていません。(関西方面)

しかし、ご注文は主に九州方面から頂いております・・。テレビではないと聞きました。

いずれにしても、今日は白扁豆(はくへんず)、「フジマメ」の話です。

昔から「フジマメ」にはなんとなく親近感があります。
実に単純な理由なのですが、私の苗字が「遠藤」。小学生の頃は身長が一番低くあだ名は「マメ」とか「エンドウマメ」とか呼ばれておりました。
つまり「藤豆」。。関係ない?

30代の病院勤務時代は暴飲暴食が祟り体を壊しました。
ほとんど肉食オンリーであったのが自分で薬局を開業すると、一変して「野菜」に目覚めたものです。

人間は体調を崩し、徹底して嫌な思いをすると本能的に良い食餌を求めるものなのか?
ベジタリアン、ビーガンではありませんが、仕事の関係で富山によく出張した時に暇をみつけては加賀野菜を自身への土産に購入したものです。
野菜っていいですね。

その中に加賀の「ツルマメ」がありました。

白い綺麗な花を咲かせてから2週間以内に収穫するそうです。それも大量に収穫できることから「馬鹿豆」とか呼ばれるそうですが、本当でしょうか。(苦笑)
美味ですよ。栄養価も高いし。ただ、私のように多く食べると逆におなかをこわします。

なんでも程々にされてください。

結局これが「フジマメ」なんですね。扁豆(へんず)と言います。
関西方面では「インゲンマメ」と呼ばれてます。(明から渡来した隠元隆琦伝来のお品とか)

また、奥飛騨野菜の中に「千石豆」があり、これもフジマメ。
ご利益(ごりやく)あり?とする「万石豆」これもフジマメ(だと思う・・)

いずれにしても全国の名産の中に「フジマメ」は「別名」でひっそりと溶け込んでいるという事実を40代半ばで知った。

そこで、漢方の話に入りますが、これらは扁豆(へんず)と呼ばれ、一般的には消化不良や解毒に用いられるのが常です。

属はフジマメ属(Lablab)。

フジマメのことを『ラブラブビーンズ』と耳にしたことがあります。これ冗談だと思ったら・・語源はれっきとした学名から由来するのですね。

原産地はアフリカ、アジアを原産地とし、古くはインドで栽培され、東南アジア、エジプト、スーダンなどでも見られます。
日本への導入は9世紀以降となります。

扁豆にもいろいろと種類がありますが漢方に主として用いられるのが「白扁豆(はくへんず)」ですね。

しかし、当店で販売している「ウチダの白扁豆500g」は実は医薬品ではなく、「食品」のお取り扱いとなります。
従って、直接的な「医薬品的標ぼう」や説明はこれ以上できませんので、以下はあくまでも【参考資料】としてお読みください。失礼しました。

ウチダの白扁豆(はくへんず)500g

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【参考資料】

【白扁豆 (はくへんず)または(びゃくへんず)ともいう。】

帰経 胃、大腸、肺
性味 微温

●補脾除湿効果が良いので、健脾化湿の主薬として、人参、茯苓、白朮などとよく配合して使用される。

●婦人の脾虚による湿濁下注、帯下過多に良いとされる。

●夏の暑湿はよく脾胃を傷めて、嘔吐、下痢を起こしやすい。このような時に用いると奏効する。

●食欲不振、慢性下痢、病後の体力回復に効く著名な方剤、参苓白朮散(じんりょうびゃくじゅつさん)が代表される。

【扁豆が用いられている漢方製剤「参苓白朮散」】

(小太郎漢方)

参苓白朮散料エキス細粒G「コタロー」90包又は500gボトル

水毒、ひえ腹で、湿邪を引きずり、気は落ちて、なんとなく腹痛。食欲進まず、食べると下痢。もうすでにバテバテ症状が・・・。という証に効果的な漢方のご紹介です。処方名は 参苓白朮散料 (じんりょうびゃくじゅつさんりょう)じんれいびゃくじゅつさん 

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※原末を好まれる方は推奨いたします。(製剤としては漢方中級者~上級者向きです)

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この場合には迷わず分包タイプにされてください。

参苓白朮散(じんりょうびゃくじゅつさん)とは? プロたんです。 いつも拙稿をお読み頂いて感謝申し上げます。 本日は...

【白扁豆についての研究】

●日本においては、薬としてはまだ馴染みが薄い白扁豆ですが、現在の中医ではごく当たり前に使用しています。

●抗菌・抗ウイルス作用が研究されています。

●Tリンパ球の活性を増強し、細胞の免疫機能を向上させる作用が現在研究されています。

【扁豆(ヘンズ)についての記述】

出典元:ウチダ和漢薬「生薬の玉手箱」

平成19年06月15日号より(神農子 記)

基源:フジマメDolichos lablab Linne (マメ科Leguminosae)の種子。

扁豆は、『名医別録』中品に原名「篇豆」で「味甘、微温。中を和し、気を下す。葉は霍乱して吐下しが止まらないものを治療する」と初収載されています。『第15改正日本薬局方』に「扁豆」で収載され、『中華人民共和国薬典』では「白扁豆」の名称で収載されています。中国医学では去暑薬として健脾和中・利湿消暑に働き、暑邪挟湿による嘔吐・腹満・腹痛・下痢などに使用され、また、酒・魚介類・フグなどの中毒にも用いられます。

原植物とされるフジマメは熱帯に生育するつる性の多年草ですが、温帯では一年草となります。葉は無毛でクズなどと同様に3枚の小葉からなり、花は紫色あるいは白色で、莢(豆果)は3〜6cmの扁平な楕円形で先端に花柱が残っており、湾曲したくちばし状を呈しています。扁豆の名は莢の形状が扁平であることに由来するとされています。フジマメの若い豆果は、日本の八百屋では「センゴクマメ」「アジマメ」などの名で売られています。

『神農本草経集注』には、「莢を蒸して食するととても美味である」と、食用にも利用されたことが記載されています。薬用としては『図経本草』に、「扁豆には黒色と白色の二種があり、白色は性が温であり、黒色はやや冷であるため、薬には白色を用いる。」と記載され、李時珍は「種子の色は黒、白、そのほかに赤、斑などがあり、豆子の粗く丸くて白色のものだけが薬用にされる。」としており、また「使用時には殻が硬いものを選び、そのまま炒熟して薬に入れる。・・・硬殻白扁豆は子が充実しており、白く微かに黄色く、風は腥香で、性は温・平で中を和し、専ら中(脾胃)の病を治す。暑さを消し、湿を除き、毒を解す。殻が軟らかい種子や黒鵲色の種子は性が微涼であるため薬用とはされず、食用にされて脾胃を調える。」としています。

豆の色の違いについて、『中国植物誌』には白花の品種には白色、紫花の品種には紫黒色の種子が入っていると記されています。

わが国では『和漢三才図会』に「藊豆」と「白扁豆」が記載されています。藊豆は和名「阿知萬女」、俗名「隠元豆」とされ、「若い莢は煮て食し、熟すると硬く食用にはならず、豆は栗色あるいは黒色となり、種とされる。一種に花葉は同形であるが、莢に微毛があり、堅くて食べられずカキマメと呼ばれるものがある。」と記載され,白扁豆は「藊豆の白くて扁いもので、その花の色は白く、日向(宮崎県)に出るものが良品で、山州(京都)、摂州(大阪)のものがそれに次ぎ、唐のものに勝る。」とされています。

また、『本草綱目啓蒙』には「薬用にする白扁豆は、苗葉は鵲豆(扁豆)と同じであるが、莢の幅は広く、内側に硬い殻があり、未熟でも煮て食うことは出来ない。豆は白い鵲豆に似ているが同じではない。」と記載されており、白扁豆は単に扁豆の白いものではなく、別の分類群であるように思われます。よって、八百屋で売られているフジマメとは異なるようです。

豆類の分類はまだ不確定で,種数そのものもハッキリしていません。扁豆の学名についても、柱頭下に毛があるか否かなど花柱の形態の違いからDolichos 属からLablab属に移すべきとする説もあり、実際『中国植物誌』ではLablab purpureaの学名が採用されています。

白色種子が薬用にされる化学的詳細についても明らかではありませんが、薬用にされる大豆類は肝・腎に働き、五色の中でも黒いものがよいとされ、一方、心・小腸に働く小豆類は赤いもの(赤小豆)が薬用とされるように、脾胃に作用する扁豆は黄白色のものが薬用にされるという点では、陰陽五行説に適っているといえます。


【ご注文方法】ご注文は、小太郎漢方匙倶楽部の商品のため、メーカー意向により、当店の薬剤師又は登録販売者への直接のお電話注文となります。 カートに載せての販売はしておりません。ご希望のお客様はお電話をお待ちしております。「薬のプロたん」0428-25-8682(東京都・青梅市)


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