W機能性表示(記憶力を維持する・中性脂肪を下げる)の『サトウDHA&EPA』(2018/06/16)

竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)は非常に適応範囲が広い繁用処方とも言える。

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竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)は非常に適応範囲が広い繁用処方とも言える。

竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)。繁用処方ですね。
最近当方剤へのご質問が多く、甚だ簡単ではありますが以下まとめてみました。

竜胆瀉肝湯は、主に下焦(げしょう)の湿熱(泌尿・生殖器の炎症、おりもの、尿臭、外陰部(膣も含む)の痒み)に用いることが多いと思います。
また、それだけではなく、当方剤はそのような症状をともなう尿道炎や膀胱炎、膣炎、子宮内膜症などにも用います。
尿路や生殖器の炎症をさまし、尿の出を良好にする優秀処方とも言えます。

(真菌症について)
病院の抗真菌剤を用いても繰り返し再発し、なかなか根治に至らず、また化学療法剤が体質的に合わないご婦人の漢方相談ケースも近年増加している昨今です。このようなケースの場合、竜胆瀉肝湯を中高年に多いカンジダ膣炎やトリコモナス膣炎などに応用する(とりあえず1ヶ月短期投薬で様子をみる)ことがあります。
あくまでも当人の症状確認と現在の証の見極めによる処方選択は言うまでもないことで、ご不安な方はぜひ事前に薬剤師にご相談ください。

ご相談電話 薬のプロたん(東京都青梅市)0428-25-8682 薬剤師まで
また、加齢に応じて、又は偏食や糖分嗜好(スイーツ等)が続くと再発しやすく、日々のお食事チェックも糖分摂取が過多の傾向ではないか、あらためて再確認が必要です。

【竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)とは?】

●竜胆瀉肝湯という方剤は、体力中等度以上で、下腹部(尿路や生殖器、肛門周囲等)に熱感(熱証)や炎症をさまし(清熱)、尿の出をよくします。

●具体的な症状としては、排尿痛、残尿感、頻尿、尿のにごり、陰部のカユミなどに奏功します。

方意は五淋散と似ているが、竜胆・地黄が配合されているため、五淋散と比較すると、消炎作用が強く、止血作用も良好です。

●臨床応用としては、以下のことが挙げられます。

尿道炎、膀胱炎、眼・耳の炎症、バルトリン氏腺炎、膣炎、子宮内膜症、卵管炎、鼠経リンパ腺炎などの炎症。

【使用生薬の説明】9味

●竜胆(りゅうたん)

リンドウ科トウリンドウの根及び根茎
主要成分はイリドイド配糖体(苦味成分)、キサントン誘導体、糖類
梅毒により骨・関節が熱せられるように感じるもの、眼が熱で赤く充血するものを治す。

疎経活血湯
立効散
竜胆瀉肝湯

●山梔子(さんしし)

アカネ科のクチナシの果実
主要成分はイリドイド配糖体、黄色色素、フラボノイド、 その他(脂肪油など)
主として胸苦しいものを治す。また、黄疸も治す。

茵蔯蒿湯
黄連解毒湯
加味逍遙散
清上防風湯

●甘草(かんぞう)

マメ科の根及びストロン、ときには周皮を除いたもの
主要成分はサポニン、フラボノイドなど
主として急迫症状を治す。したがって、腹部の拘攣、疼痛などの急迫症状を治す。

葛根湯
甘麦大棗湯
芍薬甘草湯
小柴胡湯

●木通(もくつう)

アケビ科のアケビ又はミツバアケビのつる性の茎を、通例、横切したもの
主要成分はトリテルペノイドサポニン、その他(カリウム塩など)
利尿作用。眼、耳、鼻、口、肛門、尿道の九孔ならびに諸関節の不調を滑らかにする。

五淋散
消風散
当帰四逆加呉茱萸生姜湯
竜胆瀉肝湯

●地黄(じおう)

 

ゴマノハグサ科のアカヤジオウの根(乾ジオウ)又はそれを蒸したもの(熟ジオウ)
主要成分はイリドイド配糖体、ステロール、糖・糖アルコール、その他(アミノ酸など)
主として血液に関連して起こる種々の症候、水分の代謝・循環障害に関連して起こる種々の症候を治す。

牛車腎気丸
三物黄芩湯
人参養栄湯
八味地黄丸

●当帰(とうき)

セリ科のトウキ又はホッカイトウキの根を、通例、湯通ししたもの
主要成分は精油、脂肪酸、クマリン類、ポリアセチレン化合物、その他(ビタミンB12など)
血の働きを調和し、排膿や止血に働き、身体のうるおいを保ち、婦人の産後、ふる血の下らないもの、などを治す。

紫雲膏
七物降下湯
当帰飲子
薏苡仁湯

●黄芩(おうごん)

シソ科のコガネバナの周皮を除いた根
主要成分はフラボノイド、ステロール、糖類など
主としてみぞおちの辺りのつかえを治す。また、心窩部より季肋部にかけて膨満感、嘔吐、下痢も治す。

黄連解毒湯
柴朴湯
柴苓湯
小柴胡湯

●沢瀉(たくしゃ)

オモダカ科のサジオモダカの塊茎で、通例、周皮を除いたもの
主要成分はトリテルペノイド、セスキテルペノイド、糖、その他(アミノ酸、K塩、ビタミン類、でんぷんなど)
主として、小便が出にくく、頭が帽子をかぶっているように重く、めまいがするものを治す。また、口渇も治す。

茵蔯五苓散
柴苓湯
八味地黄丸
半夏白朮天麻湯

●車前子(しゃぜんし)

オオバコ科のオオバコの種子
主要成分は粘液性多糖類、イリドイド配糖体、その他(脂肪酸など)
尿路の働きを活発にし、排尿困難、排尿障害、妊婦の排尿障害を治す。胎児の娩出を滑らかにし、腫脹を除く。(一本堂薬選)

牛車腎気丸
五淋散
清心蓮子飲
竜胆瀉肝湯

 

 

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【薛氏医案の竜胆瀉肝湯と、一貫堂の竜胆瀉肝湯】

【竜胆瀉肝湯(三和生薬)】(薛氏医案)

炎症性の尿路疾患に用いる代表的な方剤と言えます。明時代の「薛氏十六種(せっしじゅうろくしゅ)」という古典書に収載されています。
下焦の各種慢性疾患に対応する漢方処方です。

●後述する「一貫堂の竜胆瀉肝湯」のように芍薬は含有せず、消炎作用と利尿・止血作用は顕著であるが、膀胱括約筋の攣縮による排尿痛や頻尿など苦痛が有る場合、又は慢性の傾向有る時には「一貫堂の竜胆瀉肝湯」へスイッチするなど使い分けると良いでしょう。

竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)エキス細粒G「コタロー」
本剤は,一貫堂(いっかんどう)・森道伯(もりどうはく)の創方による処方にもとづいてつくられたエキスを,細粒剤としたものです。竜胆瀉肝湯エキス細粒G「コタロー」は,尿道や膀胱,外陰部などに炎症(充血,痛み,腫(は)れ)のある場合に用いられます。
竜胆瀉肝湯【三和生薬の漢方薬】りゅうたんしゃかんとう 排尿痛,残尿感,尿のにごり,こしけ(おりもの),頻尿
竜胆瀉肝湯【三和生薬の漢方薬】りゅうたんしゃかんとう 竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)。繁用処方ですね。 最近当方剤へのご質問が多く、甚だ簡単ではありますが以下まとめてみました。 竜胆瀉肝湯は、主に下焦(げし...

実証~中等度

比較的体力があり,下腹部筋肉が緊張する傾向があるものの次の諸症:排尿痛,残尿感,尿の濁り,こしけ

●構成生薬 9味

竜胆(りゅうたん)
山梔子(さんしし)
甘草(かんぞう)
木通(もくつう)
地黄(じおう)
当帰(とうき)
黄芩(おうごん)
沢瀉(たくしゃ)
車前子(しゃぜんし)

 

(薬能・方意)

山梔子・黄芩・竜胆・地黄→ 清熱作用、消炎作用
地黄→ 清熱涼血作用、止血作用
当帰→ 活血作用、鎮痙作用
木通・車前子・沢瀉→ 利尿、消炎作用

●竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)(三和生薬)

竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)(三和生薬)

エキス細粒30包
エキス細粒90包
エキス細粒500gボトル(バラ)

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【竜胆瀉肝湯「コタロー」】(一貫堂)

小太郎漢方製薬の竜胆瀉肝湯「コタロー」は上記基本処方、竜胆瀉肝湯(薛氏)に以下の生薬が加味(追加)されています。
つまり一貫堂医学の処方を用いている。

下焦の各種慢性疾患に対応し、竜胆瀉肝湯(薛氏)との違いとして、特に清熱(黄連・黄柏)、鎮痛・鎮痙(芍薬)について強化されています。

竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)(一貫堂)は合計16味の生薬で構成。

竜胆(りゅうたん)
山梔子(さんしし)
甘草(かんぞう)
木通(もくつう)
地黄(じおう)
当帰(とうき)
黄芩(おうごん)
沢瀉(たくしゃ)
車前子(しゃぜんし)

黄連(おうれん)
黄柏(おうばく)
芍薬(しゃくやく)
防風(ぼうふう)
薄荷(はっか)
連翹(れんぎょう)
川きゅう(せんきゅう)

(薬能・方意)

黄連・黄芩・黄柏・山梔子(=黄連解毒湯)・連翹・竜胆→ 消炎解熱作用、止血作用
当帰・川きゅう・芍薬・地黄(=四物湯)→ 止血作用、補血作用
木通・車前子・沢瀉→ 利水作用
防風・薄荷→ 解表解熱作用

※温清飲(うんせいいん)とは温性の理血薬である四物湯(しもつとう)と、清熱作用のある黄連解毒湯(おうれんげどくとう)を合わせた方剤です。

※竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)(一貫堂)は、温清飲(うんせいいん)に発汗解表作用の防風・薄荷、清熱作用の連翹・竜胆・薄荷、さらに利水作用の木通・車前子・沢瀉を配合した処方とも言えます。

★竜胆瀉肝湯エキス細粒G「コタロー」90包

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プロフィール
この記事を書いた人
protan

プロドラッグ代表取締役/薬のプロたん・管理薬剤師/腑侶鍛漢方医学研究所・所長/昭和24年生/元病院薬剤師/神奈川県平塚市、横須賀市、横浜市、東京都目黒区等転居/東京都青梅市現住/趣味:古代史研究・神道研究・ネット散策・知らない町ウォーキング・写真・バイク・男の料理等/健康管理:西洋医学+東洋医学+漢方医学にて養生/悪性胸膜中皮腫(アスベスト被曝)を患い闘病中/座右の銘:日1日が余生

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