毎年この時期、つまり花粉症もピークを越えて、終息へ向かう頃、気温の上昇のため皆さん薄着になります。下半身を冷やし、GW行楽疲れも重なって泌尿器トラブルが続発。外出時におトイレの我慢から「膀胱炎」が非常に多いです。

【医療用漢方製剤 番号・処方名 一覧表】あると便利!

【医療用漢方製剤 番号 処方名 一覧表】あると便利!?

医療用漢方製剤も全国的に行きわたり、なんと半世紀近くになりました。お薬手帳も発行されています。そのような意味でも、そろそろ番号だけではなく、ご自身が飲んでいる漢方処方の名称もしっかりとご記憶されることをお願いします。(私が敢えて、ここで言うスジではないのですが。)

以下、あくまでも単純な一覧表を作りました。お手持ちの「楽々スマホ」でネット検索されれば一発でわかることですが、そうとも言えず、とりあえず以下ご参考にされてください。

なお、医療用漢方製剤に関し、当店では一切販売はしておりません。『◎◎番の漢方を保険で売ってください。』??というお問合せも最近は少なくなりましたが、当店では一般用漢方製剤であり、健康保険もききません。実費となります。ご了承ください。

【ご注意!】医療用漢方製剤の番号と、一般用漢方製剤(市販の漢方)のメーカー独自の製剤番号とは、ほとんど異なりますのでご注意ください。

【ご注意】医療用漢方製剤でも製剤番号が違うケースがある。

医療用漢方製剤の1番は葛根湯が連想されるが、果たしてそうでもない製品もある。
例えば東洋漢方製薬の1番は安中散であり、葛根湯は13番。また、三和生薬の葛根湯は17番である。茵ちん蒿湯はクラシエだけが402番で、ツムラ等、他社は135番。

【経緯と私見】

1967年に医療用医薬品と一般用医薬品の承認申請が別々に行われることになった。
小太郎の十味敗毒湯、葛根湯、五苓散、当帰芍薬散などの漢方エキス製剤が薬価基準に収載され、初めての医療用漢方製剤となった。お初の収載品がツムラではなく、小太郎漢方製薬である。

その9年後(1976年)に、なぜか当時の津村順天堂(現在のツムラ)のが一挙に医療用漢方製剤が承認された。この大量承認は今では考えられないことである。(私の病院勤務時代、27歳の頃 おったまげた。。)

日本で医療用漢方製剤が広く使用されるようになった原因の一つに、漢方製剤番号を設けたことが挙げられる。薬剤科に詰めていると、よく医局から「漢字が難しい」「読めない」とかクレーム続出で。。。
「抑肝散加陳皮半夏」を導入するにあたっては、カルテに押印用の「ゴム印」を各医局に配布した時代も記憶する。極めて非効率で煩雑とのドクター意見。やはり番号があると便利・・・ということで、自然と「製剤番号」付記が一般的になったのではないかと私なりに邪推するものである。違っていたらお許し頂きたい。

まぁどうでも良いことであるが、個人的には「漢字ぐらい処方医である先生ご自身で書いて欲しい。。」と診療委員会で私が発言したところ、「総スカン」を食らったことがある。(苦笑)翌日、院長に呼ばれて「気持ちはわからんでもないが・・過激な発言は慎むように・・。」と警告を受けた。今でも私は間違ったことは言わなかったと自負している。

それよりも、処方名の横文字、個人的略字「つまり俺フォント」、ドイツ語、ラテン語、英語の入り混じった崩し字を何とかならぬものかと悩んでいたこともある。

一度、院内処方の複写用紙に斜め棒1本線をやたら大きく描いてきた外部からの研修医がいた。何かの間違い?と思い内線で尋ねると、「1番 葛根湯」の意味なのだそうで、「よく見ろよ。。」と笑ってる。その言葉で、完全に私はキレまくり・・・その用紙を持って医局へ突進。。その後のことは想像におまかせするが・・。

近年では全てオーダリングによるコンピューター印字なので、医局、薬局もそのような問題は発生しない時代となった。

一説によると、ツムラ医療用漢方製剤の番号は、ツムラの研究者である小根山隆祥先生が実験ノートに付けていた番号であると伺った。従って、順番が決して系統的ではなくバラバラであることも頷ける。例えば、4は死番だということで欠番にしたとか。
茵ちん蒿湯は、もともとツムラが42番を付けていたが、縁起が悪いとして135番に変更した。
一方、クラシエは4と2の間にゼロを入れて402番に変更したという説も耳にした。(マジ?)

その昔は、小生が記憶するに漢方メーカー各社が、それぞれ異なる番号を付記していた時代がある。ところが近年になり急速に全国シェアを伸ばしてきたツムラに他社が追従するように「番号を揃えた」ことは事実。別に悪いとは言わないが・・。
なんとツムラよりも先行して医療用漢方製剤を開拓していた小太郎も、ツムラの製剤番号に揃えるようになった時には驚いたものだ。これも別に悪いとは言わないが・・しかし。
職人気質というか、独特の社風である三和生薬さんだけは、今もなお製剤番号を他社に揃えるなど予定はさらさら無いようだ。気骨を感じる。(あくまでも私見)

さて、一般用の漢方製剤(つまり市販の漢方)であるが、製剤番号は各社が独自の品番として存在する。製剤番号の統一化の話もほとんど耳にしていない。例えしたとしても、「意味をなさない。」のか、よくわからんが、その必要もないのかも知れない。薬剤師だしね。。
お客様には、「製剤番号よりも、自身が使用している大切な漢方薬だから、しっかりと名称を覚えてね。」と何度も繰り返し熱心にお話しすれば、なんとか覚えて頂けるのが人情である。
逆に番号だけ記憶されて、他社メーカーの番号と「とり間違い」されるのがむしろ怖い。漢方処方の名称には、構成生薬、主薬、病態、古典など実にうまく反映された処方名がある。処方名を覚えずして、漢方は語れない。・・・・と、私は思う。

【医療用漢方製剤 番号 処方名 一覧表】病院で処方される漢方製剤です。

001 葛根湯(カッコントウ)

002 葛根湯加川芎辛夷(カッコントウカセンキュウシンイ)

003 乙字湯(オツジトウ)

005 安中散(アンチュウサン)

006 十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)

007 八味地黄丸(ハチミジオウガン)

008 大柴胡湯(ダイサイコトウ)

009 小柴胡湯(ショウサイコトウ)

010 柴胡桂枝湯(サイコケイシトウ)

011 柴胡桂枝乾姜湯(サイコケイシカンキョウトウ)

012 柴胡加竜骨牡蛎湯(サイコカリュウコツボレイトウ)

013 桂枝加芍薬大黄湯

014 半夏瀉心湯(ハンゲシャシントウ)

015 黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)

016 半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)

017 五苓散(ゴレイサン)

018 桂枝加朮附湯(ケイシカジュツブトウ)

019 小青竜湯(ショウセイリュウトウ)

020 防已黄耆湯(ボウイオウギトウ)

021 小半夏加茯苓湯(ショウハンゲカブクリョウトウ)

022 消風散(ショウフウサン)

023 当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)

024 加味逍遙散(カミショウヨウサン)

025 桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)

026 桂枝加竜骨牡蛎湯(ケイシカリュウコツボレイトウ)

027 麻黄湯(マオウトウ)

028 越婢加朮湯(エッピカジュツトウ)

029 麦門冬湯(バクモンドウトウ)

030 真武湯(シンブトウ)

031 呉茱萸湯(ゴシュユトウ)

032 人参湯(ニンジントウ)

033 大黄牡丹皮湯(ダイオウボタンピトウ)

034 白虎加人参湯(ビャッコカニンジントウ)

035 四逆散(シギャクサン)

036 木防已湯(モクボウイトウ)

037 半夏白朮天麻湯(ハンゲビャクジュツテンマトウ)

038 当帰四逆加呉茱萸生姜湯(トウキシギャクカゴシュユショウキョウトウ)

039 苓桂朮甘湯(リョウケイジュツカントウ)

040 猪苓湯(チョレイトウ)

041 補中益気湯(ホチュウエッキトウ)

043 六君子湯(リックンシトウ)

045 桂枝湯(ケイシトウ)

046 七物降下湯(シチモツコウカトウ)

047 釣藤散(チョウトウサン)

048 十全大補湯(ジュウゼンタイホトウ)

050 荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ)

051 潤腸湯(ジュンチョウトウ)

052 薏苡仁湯(ヨクイニントウ)

053 疎経活血湯(ソケイカッケツトウ)

054 抑肝散(ヨクカンサン)

055 麻杏甘石湯(マキョウカンセキトウ)

056 五淋散(ゴリンサン)

057 温清飲(ウンセイイン)

058 清上防風湯(セイジョウボウフウトウ)

059 治頭瘡一方(チヅソウイッポウ)

060 桂枝加芍薬湯(ケイシカシャクヤクトウ)

061 桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)

062 防風通聖散(ボウフウツウショウサン)

063 五積散(ゴシャクサン)

064 炙甘草湯(シャカンゾウトウ)

065 帰脾湯(キヒトウ)

066 参蘇飲(ジンソイン)

067 女神散(ニョシンサン)

068 芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)

069 茯苓飲(ブクリョウイン)

070 香蘇散(コウソサン)

071 四物湯(シモツトウ)

072 甘麦大棗湯(カンバクタイソウトウ)

073 柴陥湯(サンカントウ)

074 調胃承気湯(チョウイジョウキトウ)

075 四君子湯(シクンシトウ)

076 竜胆瀉肝湯(リュウタンシャカントウ)

077 芎帰膠艾湯(キュウキキョウガイトウ)

078 麻杏薏甘湯(マキョウヨクカントウ)

079 平胃散(ヘイイサン)

080 柴胡清肝湯(サイコセイカントウ)

081 二陳湯(ニチントウ)

082 桂枝人参湯(ケイシニンジントウ)

083 抑肝散加陳皮半夏(ヨクカンサンカチンピハンゲ)

084 大黄甘草湯(ダイオウカンゾウトウ)

085 神秘湯(シンピトウ)

086 当帰飲子(トウキインシ)

087 六味丸(ロクミガン)

088 二朮湯(ニジュツトウ)

089 治打撲一方(ヂダボクイッポウ)

090 清肺湯(セイハイトウ)

091 竹茹温胆湯(チクジョウンタントウ)

092 滋陰至宝湯(ジインシホウトウ)

093 滋陰降火湯(ジインコウカトウ)

095 五虎湯(ゴコトウ)

096 柴朴湯(サイボクトウ)

097 大防風湯(ダイボウフウトウ)

098 黄耆建中湯(オウギケンチュウトウ)

099 小建中湯(ショウケンチュウトウ)

100 大建中湯(ダイケンチュウトウ)

101 升麻葛根湯(ショウマカッコントウ)

102 当帰湯(トウキトウ)

103 酸棗仁湯(サンソウニントウ)

104 辛夷清肺湯(シンイセイハイトウ)

105 通導散(ツウドウサン)

106 温経湯(ウンケイトウ)

107 牛車腎気丸(ゴシャジンキガン)

108 人参養栄湯(ニンジンヨウエイトウ)

109 小柴胡湯加桔梗石膏(ショウサイコトウカキキョウセッコウ)

110 立効散(リッコウサン)

111 清心蓮子飲(セイシンレンシイン)

112 猪苓湯合四物湯(チョレイトウゴウシモツトウ)

113 三黄瀉心湯(サンオウシャシントウ)

114 柴苓湯(サイレイトウ)

115 胃苓湯(イレイトウ)

116 茯苓飲合半夏厚朴湯(ブクリョウインゴウハンゲコウボクトウ)

117 茵蔯五苓散(インチンゴレイサン)

118 苓姜朮甘湯(リョウキョウジュツカントウ)

119 苓甘姜味辛夏仁湯(リョウカンキョウミシンゲニントウ)

120 黄連湯(オウレントウ)

121 三物黄苓湯(サンモツオウゴントウ)

122 排膿散及湯(ハイノウサンキュウトウ)

123 当帰建中湯(トウキケンチュウトウ)

124 川芎茶調散(センキュウチャチョウサン)

125 桂枝茯苓丸加薏苡仁(ケイシブクリョウガンカヨクイニン)

126 麻子仁丸(マシニンガン)

127 麻黄附子細辛湯(マオウブシサイシントウ)

128 啓脾湯(ケイヒトウ)

133 大承気湯(ダイジョウキトウ)

134 桂枝加芍薬大黄湯(ケイシカシャクヤクダイオウトウ)

135 茵蔯蒿湯(インチンコウトウ)

136 清暑益気湯(セイショエッキトウ)

137 加味帰脾湯(カミキヒトウ)

138 桔梗湯(キキョウトウ)


【ご注文方法】ご注文は、小太郎漢方匙倶楽部の商品のため、メーカー意向により、当店の薬剤師又は登録販売者への直接のお電話注文となります。 カートに載せての販売はしておりません。ご希望のお客様はお電話をお待ちしております。「薬のプロたん」0428-25-8682(東京都・青梅市)


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