荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)への選択肢(蓄膿症・慢性鼻炎・慢性扁桃炎・にきび )

   

荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)への選択肢(蓄膿症・慢性鼻炎・慢性扁桃炎・にきび )

全国からのご質問があまりにも多いため、「荊芥連翹湯のまとめ」を兼ねて、さらに詳しく記述しました。今までのコンテンツと多少かぶりますが、お時間ございましたらお読みください。そもそも荊芥連翹湯はその薬効は決して「鼻炎」だけではなく、多方面に効果のある方剤であることを認識して頂きたいと思います。

【荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)という方剤について】

日本で用いる荊芥連翹湯は、明時代の「万病回春」という古典書にのっている処方を我が国では経験方として発展、アレンジさせた薬方です。体の熱や腫れをひき、病因を発散させ、また、血液循環をよくします。清熱解毒、去風排膿、養血の方剤とも言えます。
体力が中くらいで、血行が悪く皮膚の色が浅黒い人に向いています。つまり体力が中等度で熱証(炎症)の状態の方に向いている漢方処方です。男女、性別問わず、お子様~高齢者まで幅広く用いられます。但し、慎重投与すべき対象としては、「著しく胃腸の虚弱な人」「食欲不振、悪心、嘔吐のある人」を有する方には一度漢方に精通した薬剤師と事前にご相談ください。

【一貫堂医学(いっかんどういがく)について】

日本の伝統医学の流派の一つに「一貫堂医学(いっかんどういがく)」があります。
この流派の特徴として、病人を「三大体質」に分類します。

●「臓毒証(ぞうどくしょう)」
●「瘀血証(おけつしょう)」
●「解毒証(げどくしょう)」
というように三つに大別しています。

荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)は解毒証体質に使う処方です。
解毒証体質とは、一貫堂医学によると、「結核にかかりやすいタイプ」といわれています。
現在、結核が難病でなくなり完治する病気になり、それに代わってアレルギー疾患が増えています。結核菌であれ花粉などのアレルゲンであれ、外界からの刺激に反応しやすく、容易に炎症を起こすような体質者と解釈されています。
「解毒証体質=アレルギー体質」と理解し、最近では荊芥連翹湯がアトピー性皮膚炎、花粉症などのアレルギー性疾患にも応用されています。炎症部位で言えば、例えばノドの部分は扁桃炎、鼻腔内では鼻炎・蓄膿症、皮膚においては湿疹やニキビなどです。

【荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)のメカニズム】

人体の「水はけ」が悪いと、体内に余分な「水毒(すいどく)」が溜まります。これら水毒は、さまざまな影響をきたします。鼻腔内が炎症を起こし肥厚すると鼻詰まりが起こり、これを繰り返し慢性化すると、鼻の部分の「気」や「血(けつ)」の流れを妨げます。このことにより滞った「気」が熱に変わり、水分を奪うために、粘度の高い鼻汁が出るようになります。
また、顔に余分な熱があるので、目が充血したり、痒みが出現します。
「荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)」は、余分な熱を冷やしすとともに、鼻の通りを良くします。また、「気」を巡らせることで、鼻詰まりを改善していきます。首から上の炎症や充血に効く方剤なので、鼻詰まりや濃い鼻汁が出る慢性鼻炎、蓄膿症状のほか、花粉症や扁桃炎、さらに皮膚疾患においてはニキビ、頭部の皮膚疾患、酒さ、酒さ様皮膚炎、耳の炎症(外耳・中耳)、眼疾患などにも効果が期待できます。なお眠くなる生薬成分は入っておりません。

●気(き)とは?
目に見えないが人の体を支えるすべての原動力のようなもの
●血(けつ)とは?
全身の組織や器官に栄養を与えるもの
●水(すい)とは?
飲食物中の水分を消化吸収によって人の体に必要な形にして体を潤すもの

【主薬となる荊芥(けいがい)と連翹(れんぎょう)】

●荊芥(けいがい)
シソ科のケイガイの花穂
モノテルペノイド、 セスキテルペノイド
荊芥連翹湯、川芎茶調散、当帰飲子、防風通聖散などに配合

●連翹(れんぎょう)
モクセイ科のレンギョウ又はシナレンギョウの果実
トリテルペノイド、リグナン、フェニルエタノイド配糖体、フラボノイド
荊芥連翹湯、清上防風湯、治頭瘡一方、防風通聖散などに配合

【荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)の構成生薬 17味】

荊芥(けいがい) 連翹(れんぎょう) 当帰(とうき) 芍薬(しゃくやく)
川弓(せんきゅう) 地黄(じおう) 黄連(おうれん) 黄今(おうごん)
黄柏(おうばく) 山梔子(さんしし) 防風(ぼうふう) 枳実(きじつ)
甘草(かんぞう) 薄荷(はっか) 柴胡(さいこ) 桔梗(ききょう) 白止(びゃくし)

荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)の構成は17種類の生薬から構成されています。
その主薬である荊芥(けいがい)、連翹(れんぎょう)の両薬草から名前を取って荊芥連翹湯と名付けられました。

当処方には2つの処方が含まれています。
その一つは炎症を除去する黄連解毒湯(おうれんげどくとう)です。
黄連解毒湯は黄連(おうれん)、黄柏(おうばく)、黄今(おうごん)、山梔子(さんしし)から構成されています。

他の一つは血行を促進しお肌に潤いと栄養を与える四物湯(しもつとう)です。
これには当帰(とうき)、川弓(せんきゅう) 、芍薬(しゃくやく)、地黄(じおう)から構成されています。

この2つの処方を組み合わせたものが温清飲(うんせいいん)という有名な方剤が存在します。つまりこの温清飲に荊芥(けいがい)、連翹(れんぎょう)など9つの生薬を加え、解毒の働きをさらに強化したものが荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)です。

【漢方療法の考え方】

西洋医学の考え方はあくまでも症状を中心に考え、対症療法を主としています。漢方では、「症状緩和」よりも「体全体にはたらきかける」というところを重要視します。水分代謝を良好にして体全体の調子を整えながら、鼻炎を改善していきます。また、眠くなる成分が入っていないのが鼻炎に用いられる漢方薬の特徴です。


「荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)」は、顔の色が浅黒く、手足の裏に脂汗をかきやすい方の、蓄膿症や慢性の鼻炎、扁桃炎あるいはにきび等によく用いられます。

【荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)とアトピー、ニキビなど】

解毒証体質の主な特徴として、
●ニキビができやすい、
●アレルギー性疾患や扁桃炎を起こしやすい、
●辛いものを好んで食べる、
●皮膚は浅黒く血色があまりよくない、
●乾燥肌、やせ型で筋肉質、手足の平が汗ばみやすい
などの体質的特徴が挙げられます。

従って荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)は、各種皮膚疾患にもよく応用されています。
例えばアトピー性皮膚炎に使用する場合、皮膚が乾燥傾向で熱感やカユミが激しいものに良いと言われています。ニキビでは補血薬(ほけつやく)の四物湯(皮膚に潤いと栄養を与え再生させる)が加わっているため、再発を繰り返した後にできるニキビ痕を改善するのに適しています。

参考サイト
毎年、花粉症で苦しんでいたばあばにとって、強い味方ができました。その名も荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)。妙な名前の漢方処方で、漢字も難しい。錠剤タイプと粉タイプがありますが、ばあばの選択肢は錠剤です。メーカーは三和生薬というところです。花粉アレルギーで鼻づまりやくしゃみが酷い時には最適と思いました。ご紹介して頂い...

【当店における荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)の製品】※推奨品

●三和生薬の荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)

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症状としては、徹底した鼻づまりと時折透明色の鼻水が無意識のうちに鼻を伝わって本や書類にポタリと垂れます。そして「くしゃみ」が連続で。。特に接客業の受付や事務などされている方にとっては、または食品製造に携わるスタッフらには「困りモノ」の症状で、暑い日にはマスクもできません。
実はこの荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)は、慢性的な扁桃炎にも効果があります。本日はこの話を少ししましょう。
主に証としては腹直筋の硬直、手や足の発汗、どちらかというと皮膚浅黒い方の鼻炎に向いています。もちろん当証でなければ効かないという意味ではありません。首よりも上の充血症状(慢性の扁桃腺炎、咽頭炎にも)に適応されます。繁用処方で、鼻炎を問わず、耳鼻咽喉科疾患では当店売れ行きナンバー1.です。
もとから花粉症をお持ちの方にとっては飛散量の多少は関係のない話です。植物がこの世にある限り、花粉飛散による直撃は逃れられない現実です。特に3月~5月初旬、9月~10月初旬。スギ、ヒノキ、ブタクサなどなど目白押し。
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サンワ荊芥連翹湯エキス錠の概要

サンワ荊芥連翹湯エキス錠

項目 内容
医薬品区分 一般用医薬品
薬効分類 荊芥連翹湯
承認販売名
製品名 サンワ荊芥連翹湯エキス錠
製品名(読み) サンワケイガイレンギョウトウエキスジョウ
製品の特徴 サンワ荊芥連翹湯エキス錠は,漢方処方「荊芥連翹湯」の水製エキスを服用しやすい錠剤にしたものです。
使用上の注意

■相談すること
1.次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談すること
(1)医師の治療を受けている人。
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
(3)胃腸の弱い人。
2.次の場合は,直ちに服用を中止し,この文書を持って医師又は薬剤師に相談すること
(1)服用後,次の症状があらわれた場合

[関係部位:症状]
皮ふ:発疹・発赤,かゆみ
消化器:食欲不振,胃部不快感

まれに次の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けること。

[症状の名称:症状]
間質性肺炎:せきを伴い,息切れ,呼吸困難,発熱等があらわれる。
肝機能障害:全身のだるさ,黄疸(皮ふや白目が黄色くなる)等があらわれる。

(2)1ヵ月位服用しても症状がよくならない場合

効能・効果 体力中等度以上で,皮膚の色が浅黒く,ときに手足の裏に脂汗をかきやすく腹壁が緊張しているものの次の諸症:蓄膿症(副鼻腔炎),慢性鼻炎,慢性扁桃炎,にきび
効能関連注意

用法・用量 次の1回量を1日3回食前又は食間に服用すること。

[年令:1回量]
大人(15才以上):6錠
7才~14才:4錠
5才~6才:3錠
5才未満:服用しないこと

用法関連注意 小児に服用させる場合には,保護者の指導監督のもとに服用させること。

成分分量

本品1日量 18錠中(1錠0.3g)   成分 分量 内訳
荊芥連翹湯水製エキス 1.9g (トウキ・シャクヤク・ケイガイ・レンギョウ・ハマボウフウ・センキュウ・サイコ・キジツ・オウゴン・サンシシ・ビャクシ・キキョウ各0.9g,カンゾウ0.6g)

添加物 乳糖,トウモロコシデンプン,メタケイ酸アルミン酸Mg,ステアリン酸カルシウム

保管及び取扱い上の注意

(1)直射日光の当たらない,湿気の少ない涼しい所に密栓して保管すること。
(2)小児の手の届かない所に保管すること。
(3)他の容器に入れ替えないこと。(誤用の原因になったり品質が変わる。)

会社名:三和生薬株式会社
住所:宇都宮市平出工業団地6-1
販売会社
剤形 錠剤
リスク区分 第2類医薬品

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参考サイト
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