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漢方療法の利点と欠点?

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漢方療法の利点と欠点?

pro3 多くのご意見、ご感想をお寄せ頂き、感謝申し上げます。漢方療法をされて良かった点、お気づきの点、多々あると思います。先日も多くのご質問を頂きましたので、私なりにまとめてみました。

【漢方療法の利点】

他の利点も仔細書きたいところですが、とりあえず大きな利点は以下のことが言えましょう。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓

最小剤数(例えば1処方)で複合的な効果を期待できる。合成薬と比較すると格段に副作用が少ない。(人体に優しい)

※当店店主の意見:急性期の疾病は病院治療が最優先。慢性期への移行の段階で漢方療法を推奨。

※当店会員の意見:セルフメディケーションの一環として使用できる。

漢方は、基本的には複数の生薬を組み合わせたカクテルです。生薬の薬理作用は個々に違い、それらが混然一体となって相乗効果を生み出す仕組みとなっています。これは他の薬剤には類をみません。
超高齢化社会。医療機関における薬物投薬についての考察
患者さんを日々接客していると、「現在飲んでいる薬」を確認のためにお持ち頂くのであるが、 薬剤師として思うことは、前述のように長期投薬が多くなったことと、ご来店頂くたびに剤数が増加している事例も多い。

例えば最近当店で良く出る「女神散(にょしんさん)」という漢方処方を例としてご説明いたします。

●女神散(にょしんさん)という漢方処方の構成生薬は、多くの生薬により成り立っています。
そして、決められた分量(比率)が原典により定められています。

当帰(とうき):補血
川弓(せんきゅう):活血
桂皮(けいひ):上衝を改善
木香(もっこう):諸気を降ろし、鬱を散ずる
丁字(ちょうじ):よく気を巡らす
香附子(こうぶし):気を開く
梹榔子(びんろうじ):胸中の滞気を巡らす
白朮(びゃくじゅつ)、人参(にんじん)、甘草(かんぞう):脾胃を補う
黄連(おうれん):心胸間の邪熱をさます
黄今(おうごん):裏の熱を清解する
大黄(だいおう):清熱及び便通改善

と、合計13味(13種類の生薬で構成という意味)

●証(しょう)は

■血虚:血流不足・貧血症状
■気滞:抑うつ・不安
■気上衝:のぼせ・イライラ・緊張・不安

体質的にあまり特徴なく、体力は中くらいからやや強い人。(男性もOK)
症状は慢性的かつ頑固。
長期間の不眠傾向があり、頭痛、頭重感、めまい、動悸、のぼせ、腰痛などに悩まされ、精神不安やうつ傾向もある方に良い。

●当処方の概要として次のことが言えます。

女性特有の諸症状に用いられる漢方処方である。
特に、血の道症、産前産後の神経症、更年期障害などによる不快な症状を和らげる。
のぼせやめまいを伴いやすい場合や、不定愁訴ではなく、症状が限定している場合に用いるとされる。

●漢方製剤としての適応症は、

【効能・効果】 体力中等度以上で,のぼせとめまいのあるものの次の諸症:産前産後の神経症,更年期障害,月経不順,血の道症,神経症
【効能関連注意】 血の道症とは,月経,妊娠,出産,産後,更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことである。

以上、今当店での人気の「女神散(にょしんさん)」の概要で説明しましたが、一剤でこれだけ広範囲の適応を有している合成薬はほぼ皆無と言えます。

膨大な治験を経て確立された原典を元に、天然素材を用いてのレシピを以て、可能な限り忠実に再現された漢方薬。 これらはまさに現代人の個々の体質に合った「チャーター薬」と申しても過言では無いでしょう。

また、人により個々の「証」が違うため、各処方には加減方、類方が存在いたします。
つまり女神散をはじめ、同じ血の道症や、更年期障害、自律神経失調症等に有効である漢方処方が、複数存在します。

・加味逍遙散(かみしょうようさん)
・逍遙散(しょうようさん)
・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
・当帰散(とうきさん)
・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
・甲字湯(こうじとう)

などが存在し、個々の「証」に合った処方を選択することができます。

そして、さらに良いことには、新薬成分等にアレルギーを有する方(くすり負け体質)や、弱者である高齢者にも作用は優しく働きかけるという利点も特筆されます。

【漢方療法の欠点】

これは歴然とした事実なので、解りやすく書きましょう。

※これはお客様から言われることを率直に書きました。汗
↓ ↓ ↓ ↓ ↓

高くて、味がまずい。

※当店店主の意見:健康保険のきく薬剤と比較すれば、確かに高い。しかし、日々のQOL改善、慢性疾患対応におけるメリットは大いにある。

※当店会員の意見:良薬は口に苦しと言うが、最近のエキス剤は服用しやすい。原末製剤も味に慣れれば格段にコストはかからない。

【漢方療法は医食同源が背景】

初心の方が漢方療法を始める前に必ず「医食同源」の話をいたします。
漢方にアプローチすると同時に、自身の疾病と真正面に向き合うわけですから、それなりの背景の「環境整備」が必要です。
漢方薬を飲んでいるので、あとは何とかなるだろう・・という「他力本願」では何にもなりません。

私生活、食生活、嗜好物、運動量などを再確認し、問題点あれば漢方療法と並行して是正をお願いしております。

「医食同源」として、まずは食事の見直しが極めて重要と言えます。(晩酌、喫煙、おやつと称する菓子類のセーブは無論のことです。)
ここまで言うと、「酒やタバコが止められれば世話無い。好きな食事は食べたい。」と半ばお怒りになられ、そのまま帰られる方が概ね半分以上いらっしゃいます。

残り半分以下の少数派が、現状の投薬状況からの脱却と、少しでも健康を回復したいと真剣にお考えになられている方が、当店の会員様であると私は考えております。

 

偉そうに言うようで申し訳けありませんが、漢方療法を少しずつ私生活に生かし、続けていくためには、併せて食生活を含めての生活習慣を根底から変えていく心構えが必要です。
また経費もそれなりに要するのは事実であり、私もそれは否定しません。
そのためにも、当店ではメーカー直販のフレッシュな良質、良品と呼ばれる漢方と漢方薬を、少しでも廉価にて患者様に販売するよう心掛けている次第です。

以上、「漢方療法の利点と欠点」に関し、当店の漢方療法に対する方針も付記させて頂きました。

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プロフィール
この記事を書いた人
管理薬剤師 遠藤

プロドラッグ代表取締役/薬のプロたん・管理薬剤師/腑侶鍛漢方医学研究所・所長/昭和24年生/元病院薬剤師/神奈川県平塚市、横須賀市、横浜市、東京都目黒区等転居/東京都青梅市現住/趣味:古代史研究・神道研究・ネット散策・知らない町ウォーキング・写真・バイク・男の料理等/健康管理:西洋医学+東洋医学+漢方医学にて養生/悪性胸膜中皮腫(アスベスト被曝)を患い闘病中/座右の銘:日1日が余生

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