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六味丸(ろくみがん)の用い方についての一考察

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六味丸(ろくみがん)の用い方についての一考察

いつも有難うございます。
六味丸(ろくみがん)。とにかく、当処方が基本となります。ここからさらに生薬を加味して他に適応拡大された処方が形成されていきます。この原点とも言える六味丸(六味地黄丸)の用い方につき、あらためて考察してみました。

六味丸(六味地黄丸)の証の増加

六味丸(ろくみがん)のご注文が近年になり、ぐんと増加しました。製剤別で見ると例えば丸剤の雄とも言える「ウチダの丸剤」、「杉原商店の丸剤」に関しては、当店では開店当初(30年前)からは「八味丸(八味地黄丸)」が単独トップの状況でしたが、最近では「六味丸」も症例が増えております。理由としては、それだけ腎陰虚証の方々が多いということでしょうか。

六味丸と八味丸の用い方

■六味丸(六味地黄丸)は腎陰虚証(腎を冷やす物質の不足)に用います。
腎陰虚(熱の症状があらわている場合)
■八味丸(八味地黄丸)は腎陽虚証(腎を温めるエネルギーの不足)に用いいます。
腎陽虚(冷えの症状があらわれている場合)

六味丸の証

(重要)

◎皮膚は赤みを帯びて顔色も赤い。体が熱っぽく、手足がほてる。

◎体が乾燥傾向で、やせてくる。口が渇き、舌も乾き、口唇も乾燥して裂けることもある。

◎尿量は少ない。よく水を飲むのに尿量が少なくて、その色は濃い。

◎大便は硬く乾燥性で、便秘しやすい。

六味丸の加減方

 

■六味丸に附子(ぶし)・桂皮(けいひ)を加えて 八味丸(八味地黄丸)(はちみがん)

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漢方全国通販のことなら薬のプロたん。漢方薬、漢方食品、薬草のデパート「薬のプロたん」は東京都青梅市にある漢方・薬草の激安専門店です。

■六味丸に枸杞子(くこし)・菊花(きっか)を加えて 杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)。

杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)はかすみ目、つかれ目、のぼせ、頭重、めまい、排尿困難、頻尿、むくみ、視力低下などに。
他社との違いは、丸剤ではなく服用しやすいサラサラした細粒。成分の「目に良い」菊花やクコ子をより多く配合しているとのことです。 私も最近は業務上OAを使用する頻度も高まり、眼精疲労でいつも目がしょぼしょぼ・・・。高齢ゆえ早速当製剤を導入したいきさつがあります。特にドライアイに有効です。

■六味丸に五味子(ごみし)・麦門冬(ばくもんどう) を加えて味麦地黄丸(みばくじおうがん)。

※当処方は発売以来とても人気があります。

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【六味丸 処方構成】6味

地黄・山茱萸・山薬・牡丹皮・茯苓・沢瀉

【六味丸 配合生薬の特徴】

 

地黄(じおう):ゴマノハグサ科ジオウ属植物の根茎です。
乾燥させたものを「乾地黄」、蒸してから乾燥したものを「熟地黄」と言います。
補血(ほけつ)、強壮、止血、滋潤(じじゅん)などに効果があります。

山茱萸(さんしゅゆ):ミズキ科サンシュユの種子を除いた果実を乾燥したものです。
滋養強壮、収れん(しゅうれん)、止血、鎮痙(ちんけい)、鎮静、抗アレルギー、利尿などに効果があります。

山薬(さんやく):ヤマノイモ科ナガイモの周皮を除いた根茎を乾燥したものです。強壮、強精、胃潰瘍、食欲不振、糖尿など幅広く効果をあらわし、俗に「天然ホルモン」と呼ばれ、「若返り」の生薬とも言われています。

牡丹皮(ぼたんぴ):ボタン科ボタンの根の皮を乾燥したもの。
血中の熱をさまして活かす作用を持ちます。
消炎、止血、鎮痛などに効果があります。

茯苓(ぶくりょう):サルノコシカケ科のマツホド菌の菌核を乾燥し外皮を除いたもの。伐採されて数年を経たアカマツやクロマツの根に寄生。
地中深さ20~30cmあたりに塊状の菌核を形成します。
利尿作用、健脾(けんひ)、滋養、鎮静、血糖降下などに効果があります。

沢瀉(たくしゃ):オモダカ科サジオモダカの根茎を乾燥したもの。
水分代謝を調整し不要な水分を排泄する作用を持ちます。
利水(りすい)、止渇(しかつ)などに効果があります。

【六味丸 配合生薬の薬理】

本方は三補、三瀉の処方であるが、あくまで地黄、山茱萸、山薬の補薬が中心(特に地黄)である。

三補の働きは腎陰(あるいは腎精)を補い、発育の促進、老化の抑制を助ける。

牡丹皮、沢瀉、茯苓の三瀉の役割は、余分な熱や水滞を取り除いて補薬の効果を高め、処方全体の薬性を穏やかにし、長期服用を可能にする。

【六味丸の特徴及び類方】まとめ

 

六味丸(ろくみがん)
腎陰虚のファーストチョイス。発育障害(小児)や老化の予防に使われる。
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杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)
六味丸に目の疲れ、かすみや充血をとる枸杞子・菊花を加えて、六味丸タイプに目の症状を伴うものに使われる。
杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)はかすみ目、つかれ目、のぼせ、頭重、めまい、排尿困難、頻尿、むくみ、視力低下などに。
他社との違いは、丸剤ではなく服用しやすいサラサラした細粒。成分の「目に良い」菊花やクコ子をより多く配合しているとのことです。 私も最近は業務上OAを使用する頻度も高まり、眼精疲労でいつも目がしょぼしょぼ・・・。高齢ゆえ早速当製剤を導入したいきさつがあります。特にドライアイに有効です。
八味地黄丸(はちみじおうがん)
腎陽虚のファーストチョイス。腰から下が冷えると重だるく、夜間排尿のある方に使われる。
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牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)
八味丸にむくみ、しびれをとる牛膝・車前子を加えて、働きをさらに強化した。
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【各大手メーカーから発売されている製剤と価格】

■六味丸の処方で、当店で取り扱っている製剤。

六味丸