帰耆建中湯と桂枝加竜骨牡蛎湯の症例が多いです。

   

この時期の錯雑とした症例について

薬剤師プロたん

過日も申し上げましたが、この4月度は皆様は新しい職場への異動も多く、例年ですが精神神経用の漢方処方が平常の2倍近く出ております。

特に今年は天候不順も重なり、心身バランスを崩す方が非常に多いと相談担当スタッフ一同感じております。

帰耆建中湯と桂枝加竜骨牡蛎湯の症例が多いですね。

錯雑とした症例が多いのもこの時期

具体的には、疲労感が抜けない。胃腸アトニー症状(胃内停水など)、更年期に多くみられる神経痛の悪化、手・足・腰の冷えの助長、どうき、めまい、肩こり、痔出血、脱肛など・・・・多岐にわたります。

平素は思いもつかなかった既往症の再発などのご相談が我が店舗でも多いようです。

この場合の処方については、個別に症状が複雑ですので確定的には申せませんが、今の時期一番出ている処方は帰耆建中湯(きぎけんちゅうとう)という処方がトップです。

製剤は私が知る限りでは剤盛堂のみが製造しており、製剤名を「強虚労散(きょうきょろうさん)」と言います。

強虚労散(きょうきょろうさん)の用い方】原典由来:帰耆建中湯

■使用の目安としては気血両虚、中焦虚寒。

■寝汗、手足のほてり、過労、慢性的なおできや浸潤性・潰瘍性皮膚疾患などで肉芽発生不良のもの。・・などが一つの目安となります。

■今はできてはいないが、皮膚が弱く、すぐに陰部湿疹やただれ(男女)、疲れると肛門周囲炎や口内炎など粘膜疾患をきたしやすい方・・など。

■これだけ適応範囲が広いと、使用者も迷うところですが、一言でいいますと、虚証の方の疲労回復剤とも言えます。

■当製剤の詳細説明はこちら
→ http://www.protan2.com/zaisei/archives/97

※散剤(エキス+原末の混合)で内容が大変濃く、効き目が良いです。

■帰耆建中湯(きぎけんちゅうとう)。今は用いなくとも、何かの時にふと思い出してください。きっと役に立ちます。

気血両虚、中焦虚寒で、かつ広範囲に効く漢方処方ってなかなか少ないです。。

強衰性散とホノミスイセイ錠

【当店で神経衰弱症に効く強衰性散が売れるワケ】なぜ???

さて、前述のように・・

■今どき「心身バランスを崩す方が非常に多い」とお話しましたが、特に中間管理職のように、業務に慣れているからこそ、会社や上からも期待されている有望な方々がいらっしゃいます。

■周囲ではそれほど感じないのですが、実は繁忙であるだけにどうしてもストレスを受けやすく、当人にとって神経がかなり参っているケースがあります。(気づくとボロボロ)

女性管理職では、生理不順や無月経。水太り。
男性管理職ではインポテンツ、意欲低下などもあげられます。

■このような、一過性の神経衰弱症は放置しますと、慢性的な神経症にも発展する可能性がありますので、早めに漢方などで対策を立て、養生をおすすめします。

(ご注意)

近年は某所で・・(これ以上は書けません!)
「桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)」という処方の製剤を入手できるのですが・・・・便利でコスト割安な反面。。

・・・結局、効かない・・と当店においでになる方が多いです。汗

なぜでしょう?

当店でもやはり証(主に虚証)が合えば「桂枝加竜骨牡蛎湯」を出すこともあります。。笑

(その理由)

■一般的に桂枝加竜骨牡蛎湯
桂皮・芍薬・大棗・生姜・甘草・竜骨・牡蠣の混合で構成されています。

あくまでも今までの経験方から申し上げると、メーカー各社も同処方でもそれぞれ得意技というか、入手素材からも由来するので、それぞれ効果が微妙ですが、違いはあると思います。

長期投薬では特にそれが言えると思います。

■特に神経系の疾患の場合、患者も極めてデリケートな状況ですので効果の「差」というものをご自身が歴然と体感するようです。

25年間の当店の取り扱いの中で、特に良質な牡蠣(ぼれい)と言えばウチダ和漢薬と松浦漢方が上げられます。(あくまでも当店での話)

※他社が悪いという意味ではありませんので、誤解のないように・・。

■例えば、ウチダのNP細粒300包シリーズに34番(柴胡加竜骨牡蛎湯)が大人気で売れているのに、なぜか桂枝加竜骨牡蛎湯がラインアップされていない。。

※ここは特にウチダ和漢薬の関係者に読んで欲しいです!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
優良素材のシリーズなのに・・これって片手落ちでもったいないと感じています。

従って、現在では松浦の桂枝加竜骨牡蛎湯の分包か、剤盛堂の強衰性散(きょうすいせいさん)分包を当店では推奨しています。
効き目が良いと感じております。

どうしてもウチダの桂枝加竜骨牡蛎湯をご希望されるファンにはNP細粒の原点でもあるエキス散(500g徳用ボトル)を推挙しますが、
ごく稀な例ですね。(実際に顧客様で何人かいらっしゃいます)
上級者向き→ http://www.protan2.com/archives/15943

■さて、剤盛堂の強衰性散(きょうすいせいさん)は、(エキス散+原末)で牡蠣・竜骨・大棗・芍薬などの濃厚エキスにさらに桂皮・芍薬・生姜・甘草の原末を配合した「こだわり」の混合体です。

服用量が少なく(1包が1.5g)、効き目が良いというのも頷けまして、60包からご購入できますので、価格的にも非常に人気がある製剤です。

ご興味ありましたら詳細を→ http://www.protan2.com/zaisei/archives/312

■以上のように、同じ処方でほぼ同じ比率で配合されている製剤であってもメーカーにより、効き目の差があるということと。
使用生薬素材や製剤工程の違いからも由来するのではないかと、薬剤師的に考えています。

■製剤開発への意欲を評価するとして、特に近年における小太郎漢方の匙倶楽部シリーズでは、原典処方への忠実さ、使用素材、製剤技術への「こだわり」を強く感じます。

小太郎匙倶楽部シリーズ→ http://www.protan2.com/kota2005/

以上、福岡県のM様、秋田県のS様、ご丁寧なご質問、ご返信を有難うございました。

ほぼ同様のご質問で「なぜメーカーにより、同じ処方でもこんなに効果が違うのか?」との内容でしたので、引用させて頂きました。

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【ご注文方法】ご注文は、小太郎漢方匙倶楽部の商品のため、メーカー意向により、当店の薬剤師又は登録販売者への直接のお電話注文となります。 カートに載せての販売はしておりません。ご希望のお客様はお電話をお待ちしております。「薬のプロたん」0428-25-8682(東京都・青梅市)

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当店の全国都道府県別の送料を一覧表としております。(2017年10月~)
参考サイト
お薬と言ってもセルフケアを目的とした市販の漢方薬です。ばあばは虚弱なもので、あまり強い薬は飲めません。そこで漢方なのですが、漢方の中でも特にマイルドな、かつ自身の体にフィットする方剤を専門家である薬剤師さんにお願いをしています。
【プロたんサイト構築について】(会社設立)「保険調剤(処方せん応需の保険指定)」と「漢方薬のご相談」。この業界では「二つの要素」は決して両立は無理との指摘のあった保険薬局の運営。これら「大きなテーマ」に挑戦すべく「プロたん薬局(プロドラッグ
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