ど忘れ、もの忘れと決して笑えない。シニア世代の疾病。

   

ど忘れ、もの忘れと決して笑えない。シニア世代の疾病。


薬剤師のぷろたんです。

よく外来のお客様から尋ねられるのですが、「私、最近ど忘れ、もの忘れが多くて気になっているんです。。笑」と。

他の慢性疾患のご相談で長期お通いになられていると、ついついお客様からの本音も。笑

そろそろお孫さんができる年代ですかね。

しかし、最近は「歳だから。。」と互いに笑えなくなりました。私もそれなりの歳ですから。(66歳)笑

 

【もの忘れの年代層の傾向】

高齢化社会という背景もあり、「もの忘れ」は圧倒的に70~80代のご相談が多い。。。と、お思いでしょう?実際そうです。

しかし、近年では働き盛りのまだまだ『お若い』60代の方からもご相談も多くなりました。

病院の先生に相談したら、いくつかお薬(精神安定剤、抗てんかん剤など)を処方して頂いたと。。。

これは、真剣な話、気合を入れてご相談にのらねばならないですね。

 

「最近、ど忘れや、もの忘れが多くて、周囲からいろいろ言われちゃって。。。一人きりになるとかなり凹んでしまうんです。」という内容が多いのです。

ご本人の名誉の問題がありますので、質問をする当方もいささか慎重になります。

ご相談当初はお客様も凄く言いにくそうですので、こちらからむしろ「・・・・と、こんな感じですか?」と伺うと、「ええそうなんです。実は・・」と、一気にお話しされます。

「もの忘れ」は認知症とは違い、当人が「もの忘れ」そのものを自覚しているということ。

人の名前や漢字とかを思い出せない、ど忘れが目立つというあくまでも部分的な記憶障害であり、特に日常生活に大きな支障はないはずです。

しかしながら、「認知症(若年性のケース)」の初期症状も大変良く似た症状を呈するとも言われております。

どうしても、気になるようでしたら、自身がどの段階(レベル)なのか一度専門医のいる病院を受診することも考慮してください。最近の診療では「もの忘れ外来」を設置している病院が増えているようです。

 
【抑肝散加陳皮半夏と私との出会い】

以前25年以上も前の話。病院薬剤科に勤務していた時に、興味ある治験が学会で正式に発表されました。

その内容は、某大学病院において、ご年配患者さんの長谷川式スケール実施を「抑肝散加陳皮半夏」の服用前、服用後の成績で比較検討し、データー化したものでした。

当時は医療用漢方製剤が、現在ほど出回っていない時期であっただけに鮮明に記憶しております。私にとっては実にセンセーショナルなニュースでした。

しかし、「脳血管障害後遺症」または現在でいう「認知症(当時は別の疾病名)」が一大ターゲットであったためか、「漢方製剤など効くわけない」という医局側の風潮もあり、さして大きな話題にはならなかったと思います。

私は、この処方「抑肝散加陳皮半夏」に非常に興味を覚え、病院と医局にお願いをし、当時は困難を極めましたが最終的に医療用漢方製剤T社のを新規採用して頂いたのを覚えております。

 

【抑肝散と抑肝散加陳皮半夏】

その後は東京都青梅市に会社を設立。当店で直接患者さんのご相談をお受けする日々の中で、この「抑肝散加陳皮半夏」を丸20年間ご紹介して参りました。

「抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)」が脳の微小循環を改善するとは聞いておりましたが、最終的には「もの忘れ」にも効果があるようです。

一時はテレビ放映で、「ボケ防止」に。。との番組で「抑肝散(よくかんさん)」が紹介されていたようですが、あれは申し訳ない言い方で恐縮ですが、特にご高齢者を対象とした漢方の話と理解しております。

しかし、今回はそうではなく、まだまだ現役で働き続けている我々シニア世代の「もの忘れ」の話。

基本的に元気であるがゆえに、本人(私を含め)にとって深刻な話かもしれません。

 
【もの忘れと随伴症状そして漢方療法】

もの忘れのご相談でご来店されるお客様。傾向的には不眠症状、ストレス過多(再就職など)、怒りっぽい、イライラ感などが随伴としてあるようです。

このような状態が長期続くと、知っているはずなのに「思い出せない。」、「忘れるはずがないのに全く忘れてる。」と当人が愕然となるケースが出現しやすくなると私は考えます。

私見ですが、傾向的に平素几帳面な性分の人の方が出現頻度が多いのではないでしょうか。

当店において、一般的にはおすすめは「抑肝散加陳皮半夏(よっかんさんかちんぴはんげ)」。

あともう一つ、「帰脾湯(きひとう)」という処方も時折私はご紹介いたします。

前述の「抑肝散加陳皮半夏」との違いは、「帰脾湯」は特に血色の悪い、血行障害などを起こされている方が対象です。女性の方にお奨めすることがよくあります。

病院の向精神薬を医師から処方して頂くのも一つの方法論ですが、漢方療法もぜひこの機会にご検討ください。

さて、薬剤師ですので今まで「薬」のことだけ述べて参りましたが、日々の栄養管理、適度な運動、ストレス解消なども「もの忘れ」を改善する大きな要因であることは私が言うまでもありませんね。。

以下は、あくまでも当方の相談外来データーを参考として掲げた製剤です。
当ページで私が述べている疾病や事例に必ずしも効果が上がる漢方製剤と限局はできません。
少しでもご参考いただければ幸いです。

抑肝散加陳皮半夏 神経が高揚し、特に歯ぎしりなどは有効。過敏体質の方に。
体力中等度をめやすとして,やや消化器が弱く,神経がたかぶり,怒りやすい,
イライラなどがあるものの次の諸症:神経症,不眠症,小児夜なき,小児疳症(神経過敏),
歯ぎしり,更年期障害,血の道症
https://www.protan2.com/cart/goodslist.cgi?in_kate=200-30-155

抑肝散 虚弱な体質で神経がたかぶるものの次の諸症:神経症、不眠症、小児夜なき、小児疳症
http://www.protan2.com/archives/5359

帰脾湯 眠りが浅く、夢をよく見て、夜間によく目が覚める。昼間眠くて困る方。
体力中等度以下で,心身が疲れ,血色が悪いものの次の諸症:不眠症,神経症,精神不安,貧血
https://www.protan2.com/cart/goodslist.cgi?in_kate=200-30-43

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【ご注文方法】ご注文は、小太郎漢方匙倶楽部の商品のため、メーカー意向により、当店の薬剤師又は登録販売者への直接のお電話注文となります。 カートに載せての販売はしておりません。ご希望のお客様はお電話をお待ちしております。「薬のプロたん」0428-25-8682(東京都・青梅市)

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参考サイト
お薬と言ってもセルフケアを目的とした市販の漢方薬です。ばあばは虚弱なもので、あまり強い薬は飲めません。そこで漢方なのですが、漢方の中でも特にマイルドな、かつ自身の体にフィットする方剤を専門家である薬剤師さんにお願いをしています。
【プロたんサイト構築について】(会社設立)「保険調剤(処方せん応需の保険指定)」と「漢方薬のご相談」。この業界では「二つの要素」は決して両立は無理との指摘のあった保険薬局の運営。これら「大きなテーマ」に挑戦すべく「プロたん薬局(プロドラッグ
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