医師からクレアチニンが少し高いと警告を受けました。

   

医師からクレアチニンが少し高いと警告を受けました。病院から投薬はありません。何か漢方療法をお教えください。

薬剤師のプロたんです。

確かにクレアチニンが少し高いからと言って、すぐには病院医師からの投薬はないと思います。

但し、高値が長期継続したり、さらに上昇を続けるのであれば、要注意です。

病院の投薬どころか、腎炎、腎不全の疑いで入院は避けられないと思います。

日常の漢方療法につきましては、後述するとして、先にクレアチニンについて少々ご説明しておきます。

クレアチニンは、筋肉にあるクレアチンという物質から産生されるもので尿とともに排泄されます。

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クレアチニンの基準値、低値、高値で考えられる病気について、ちょっとお話しいたします。

クレアチニン(creatinine Cr SCr)の基準値
基準値は

男性=0.8~1.2mg/dL
女性=0.6~0.9mg/dL

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クレアチニンの低値

0.6mg/dl以下(男性)
0.4mg/dl以下(女性)

低値は妊娠、糖尿病の初期、長期臥床(がしょう)で多くみられる数値です。

尿崩症、筋ジストロフィー、多発性筋炎、筋萎縮性側索硬化症の可能性もあります。

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クレアチニンのやや高値

1.2~2.0mg/dl(男性)
0.9~2.0mg/dl(女性)

脱水、心不全、ショック、糸球体腎炎、間質性腎炎、尿管結石、前立腺肥大症、先端巨大症でみられる数値です。

クレアチニンの中等度から高度の上昇

2mg/dl以上

腎不全で多くみられる数値です。腎機能が著しく低下すると、尿細管のクレアチニン分泌が進み、クレアチニン値が上昇します。

【尿毒症】

汗、唾液、腸菅でのクレアチニンの代謝が高まり、15~66%のクレアチニンが腎臓の外に排出された状態になります。

【慢性腎炎】

末期には、クレアチニン値が10mg/ml以上になり、回復は困難で、人工透析療法が必要になる場合もあります。

【尿管閉塞・腎盂腎炎】

治療によって利尿が進むと、クレアチニン値はすぐに回復します。

クレアチニンは、筋肉にあるクレアチンという物質から産生されるもので、尿とともに排泄されます。

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さて、いろいろと疾病を記述いたしまして、さぞかし驚かれたと思います。

腎臓機能は、極めて重要であり、肝臓と比較し一旦重篤な腎障害を起こすと再生が困難と言っても過言ではありません。

腎臓はある意味「解毒能」を有する器官ですので障害を起こしてしまうと老廃物質が解毒されず尿毒を引き起こします。

糖尿病から起因する合併症。風邪引きに対応しての養生の悪さ。過度の飲酒。

数え上げたらキリのないくらいリスクファクターは存在いたします。

特にクレアチニン値は重要ですので、医師の指示をよくあおぐように生活の改善に日常努力いたしましょう。

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さて、クレアチニン値がやや高値とのことで、投薬も他に無く、漢方療法のご質問です。

時折、このご質問は漢方外来の患者様からお受けいたします。

おすすめは種村「腎臓仙(じんぞうせん)」という煎じ薬です。

現在では、種村さんから販権を継承した大手漢方メーカーの「三和生薬」が

これを製造し販売しております。

煎じ薬と言っても、1回分をパックにあらかじめ詰めて製品化されておりますので、とても便利です。

内容成分は漢方薬というよりも、生薬100%配合の民間療法薬と言った方が妥当かも知れません。

jin11

【成分1袋量(10g中)】
日局 ウワウルシ 2.00g
日局 キササゲ 2.00g
日局 カゴソウ(夏枯草) 1.75g
日局 ケツメイシ(決明子) 1.75g
日局 カンゾウ(甘草) 0.50g
日局 センキュウ(川弓) 0.25g
接骨木 1.75g

ということで、適応としては、

急性・慢性腎臓炎、膀胱カタル(膀胱炎)、尿道炎、妊娠腎、妊娠中毒症、

感冒その他高熱性疾患後の腎炎、高血圧症、以上の諸症及び脚気に起因するむくみ、

動悸、頭痛、肩こり、めまい、耳鳴り、手足のしびれ

・・と多岐にわたります。

これの服用方法につきましては、詳細解説ページを当方でアップしておりますので、
お時間ありますときにぜひご覧ください。

漢方療法ですので概ね3~4ヶ月はお続け頂きたいと存じます。

クレアチニンの数値が気になる方の漢方

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