回転性めまいに「強冒眩散」(沢瀉湯)

   

回転性めまいに「強冒眩散」(沢瀉湯)

本格的な寒冷期に入り、この季節の急速な変わり目で、全国からお問合せの多い漢方相談の一つに「めまい」があります。

それもかなり激しい「回転性のめまい」です。

【めまいと対応する漢方処方】

その原因は「水飲」、「水滞」または「水毒」とも呼ばれ、そのほとんどの証では胃内停水を認めます。

この回転性めまいにはよく「沢瀉湯」が用いられ、「起立性めまい」には苓桂朮甘湯をよく使用されます。

また、「浮動性めまい」には真武湯を用いたり、梅雨時期にありがちな痰湿の証においては、当店では半夏白朮天麻湯をご紹介することが多いと思います。

このように、あくまでもご本人の体質、現在の「証」に応じて使用する方剤も変わってきます。

本日はこの「沢瀉湯(たくしゃとう)」についてのご説明と、製剤のご紹介は、既に小太郎漢方から「沢瀉湯エキス細粒G」が発売されておりますので、こちらもぜひご覧ください。

沢瀉湯エキス細粒G「コタロー」

沢瀉湯 (たくしゃとう)の処方解説いつもアクセスを感謝いたします。うすら寒いですね。お体を冷やさぬよう、十分にお気を付けください。本日の解説は沢瀉湯 (たくしゃとう)。【処方コンセプト】めまいのファーストチョイス。立ちくらみから回転性のめま

そして、今回は、原末+エキス混合のこだわりの散剤である
強冒眩散(きょうぼうげんさん)剤盛堂をご紹介いたします。

【沢瀉湯(たくしゃとう)についてザックリと・・】

沢瀉湯は、胃内停水があって頭が重く、なにか物が頭にかぶさっている感じがあり、めまいに苦しむもの。
尿の出が少ないものに使用します。

【沢瀉湯の特徴】

■本方は沢瀉と白朮の組み合わせで、少ない薬味(2つの生薬)で構成されているので、切れ味がよく、非常に激しく急激に来ためまいに活用されています。

■原典の『金匱要略』には

「心下に支飲ありて、其の人 冒眩(ぼうげん)に苦しむは、沢瀉湯之を主る」とある。

支飲(しいん) :病的な水分が胸膈(きょうかく)や胃院部に停滞する病証。

冒眩(ぼうげん):目がくらんでぼうっとなること。
ただのめまいではなく、もっと程度が著しい。

【処方構成】2味  非常に単純明快。

■沢瀉は寒性の利水薬で、白朮は温性の利水薬である。

■脾胃の水毒(病的な水分)が何らかの原因で動き、それをこの2味で取り除き、動揺を鎮める。

■寒性・温性の相反する働きの2味から成っているため拮抗しており、大きく陰陽のどちらかへ偏ることはなく大変使いやすい。

■五苓散、当帰芍薬散の原方といわれている。

2生薬の妙味

◎沢瀉 降気・利水

◎白朮 健胃・利水

【沢瀉湯(たくしゃとう)の取り扱い製剤】

強冒眩散(きょうぼうげんさん)があります。

和歌山県は漢方メーカーの大手、剤盛堂薬品が取り扱っています。

剤盛堂さんは「生薬素材と原典由来」へのこだわりが強く、
他社ではみられない漢方製剤の製造に力点を注いでいます。

大きく分けて病名に随って選ぶことができる薬「隋病薬」と
証(体質)に随って選ぶお薬「隋証薬」の二通りを発売しており、

この「強冒眩散」は「隋証薬」に位置します。

【強冒眩散(きょうぼうげんさん)の内容】

●原末+エキス混合の散剤であり、当店、当処方の製品には錠剤はございません。
●散剤は非常に濃い生薬製剤です。第2類医薬品です。

剤盛堂オリジナルの生薬製剤としています。

なお、添加物は含有しません。以下、こだわりの強い剤盛堂らしい構成です。
1回服用量もどちらかというと少量ですみます。

【成分分量】 4.5g又は3包中
タクシャエキス 2.591mL(固形物0.131g)
タクシャエキス 1.007mL(固形物0.086g)
ビャクジュツ末 2.570g
ブクリョウ末 1.713g

添加物 なし

【効能・効果】浮腫およびこれに伴うめまい

【用法用量】大人:1回に1包(1.5g)を1日3回。
食前又は食間にコップ半分以上のぬるま湯にて服用。

【強冒眩散(きょうぼうげんさん)の価格】

強冒眩散(きょうぼうげんさん)60包 沢瀉湯
税込 4,644円

強冒眩散(きょうぼうげんさん)500g徳用ボトル 沢瀉湯
税込 19,764円

詳細は・・

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【余談】
漢方市場においては「沢瀉湯」のお取り扱いメーカーは割と少なく、当店だけの話ですが、「沢瀉湯」に関してはこの剤盛堂の強冒眩散(きょうぼうげんさん)がなんとなく「一人勝ち」の様相でした。
しかし近年になり、前述のように小太郎漢方匙倶楽部から沢瀉湯エキス細粒G「コタロー」が発売されて、お客様の選択肢が増えました。双方共に甲乙つけがたい優秀な製剤と言えましょう。
あとはお客様の「好み」とお話し申し上げております。「どちらが良いのか?」とのご質問が多いため、付記いたしました。

沢瀉湯 (たくしゃとう)の処方解説いつもアクセスを感謝いたします。うすら寒いですね。お体を冷やさぬよう、十分にお気を付けください。本日の解説は沢瀉湯 (たくしゃとう)。【処方コンセプト】めまいのファーストチョイス。立ちくらみから回転性のめま

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強冒眩散(きょうぼうげんさん)由来:沢瀉湯

強冒眩散

項目 内容
医薬品区分 一般用医薬品
薬効分類 生薬製剤(他の薬効群に属さない製剤)
承認販売名
製品名 強冒眩散
製品名(読み) キョウボウゲンサン
製品の特徴

使用上の注意

■してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり,副作用・事故が起こりやすくなる)
次の人は服用しないこと
生後3ヵ月未満の乳児。
■相談すること
1.次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談すること
(1)医師の治療を受けている人。
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
2.次の場合は,直ちに服用を中止し,この文書を持って医師又は薬剤師に相談すること
1ヵ月位服用しても症状がよくならない場合

効能・効果 浮腫およびこれに伴うめまい
効能関連注意
用法・用量 次の量を食前又は食間注)に,コップ半分以上のぬるま湯にて服用して下さい。
注)「食間」とは食後2~3時間を指します。

[年齢:1回量(容器入りの場合):1回量(分包品の場合):1日服用回数]
大人:1.5g(添付のサジ1杯):1包:3回
10歳以上15歳未満:大人の2/3の量(1.0g):2/3包:3回
5歳以上10歳未満:大人の1/2の量(0.75g):1/2包:3回
5歳未満:大人の1/3の量(0.5g):1/3包:3回

用法関連注意

(1)用法・用量を厳守すること。
(2)小児に服用させる場合には,保護者の指導監督のもとに服用させること。
(3)1歳未満の乳児には,医師の診療を受けさせることを優先し,止むを得ない場合にのみ服用させること。
(4)生後3ヵ月未満の乳児には服用させないこと。

成分分量 4.5g又は3包中   成分 分量
タクシャエキス 2.591mL(固形物0.131g)
タクシャエキス 1.007mL(固形物0.086g)
ビャクジュツ末 2.570g
ブクリョウ末 1.713g

添加物 なし

保管及び取扱い上の注意

(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管すること。
(2)小児の手の届かない所に保管すること。
(3)他の容器に入れ替えないこと。(誤用の原因になったり品質が変わる。)
(4)分包品において1包を分割した残りを服用する場合には,袋の口を折り返して保管し,2日以内に服用すること。

製造販売会社 剤盛堂薬品(株)
会社名:剤盛堂薬品株式会社
住所:〒640-8323 和歌山市太田515番地1
販売会社
剤形 散剤
リスク区分 第2類医薬品

詳細は・・

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sajiclub2016
【ご注文方法】ご注文は、小太郎漢方匙倶楽部の商品のため、メーカー意向により、当店の薬剤師又は登録販売者への直接のお電話注文となります。 カートに載せての販売はしておりません。ご希望のお客様はお電話をお待ちしております。「薬のプロたん」0428-25-8682(東京都・青梅市)

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当店の全国都道府県別の送料を一覧表としております。(2017年10月~)
参考サイト
お薬と言ってもセルフケアを目的とした市販の漢方薬です。ばあばは虚弱なもので、あまり強い薬は飲めません。そこで漢方なのですが、漢方の中でも特にマイルドな、かつ自身の体にフィットする方剤を専門家である薬剤師さんにお願いをしています。
【プロたんサイト構築について】(会社設立)「保険調剤(処方せん応需の保険指定)」と「漢方薬のご相談」。この業界では「二つの要素」は決して両立は無理との指摘のあった保険薬局の運営。これら「大きなテーマ」に挑戦すべく「プロたん薬局(プロドラッグ